【高校女子サッカー】藤枝順心、2大会ぶりV 5戦無失点で飾る

優勝カップを手にした千葉主将を中心に、全国制覇を喜ぶ藤枝順心イレブン
優勝カップを手にした千葉主将を中心に、全国制覇を喜ぶ藤枝順心イレブン
前半40分、先制ゴールを決めた順心FW青木(奧)がアシストの今田〈11〉と抱き合う
前半40分、先制ゴールを決めた順心FW青木(奧)がアシストの今田〈11〉と抱き合う

◆全日本高校女子サッカー選手権 最終日 藤枝順心2―0作陽(7日、神戸ユニバー記念競技場)

 順心、日本一! 決勝が行われ、藤枝順心(東海2位)は作陽(岡山、中国1位)と対戦。前半は攻め込まれる時間帯もあったが、40分にカウンターからFW青木なつみが先制ゴール。45分にはMF並木千夏(ともに3年)が追加点を奪い、2―0で快勝。2大会ぶり3度目の優勝を全5戦無失点で飾った。

 順心の最終ラインは最後まで鉄壁だった。後半ロスタイム、作陽がカウンターで攻める。しかしゴール前へのラストパスを左サイドバック森藤凜(2年)が冷静にクリア。直後の試合終了の笛に、イレブンは両手を挙げて抱き合った。「今までの相手とは違ったけど対応できました」と背番号14は胸を張った。

 前半は我慢の時間が長かった。速いプレスと縦パスで攻め込まれ、シュート6本を浴びた。それでも攻撃陣がワンチャンスを逃さない。前半40分、中盤まで守備に下がっていたFW今田紗良(3年)がパスミスを奪ってカウンターを仕掛け、FW青木が左足で決めた。もともとはDFで、FWに転向したのは3年夏から。1回戦以来4試合ぶりのゴールに「今まで点を決めてくれていた今田はマークが厳しくなる。チームに貢献したかった」と喜んだ。

 前半終了間際には並木が続いた。「目が合った」とDF大村琴美(3年)の縦パスに合わせてゴール前へ走り込み、オフサイドと思い込んだDF陣の隙をついて、GKとの1対1を決めた。「先制されて相手がバタバタしていた時間帯。自分もオフサイドかな、と思いました」と笑った。

 昨年8月の総体は決勝で敗れ、この大会は優勝しか考えていなかった。「2年前は(優勝を)取れると思っていなかった。今回は狙って取れた」と多々良和之監督(53)は選手を褒めた。今年の全国総体は東海地区の開催で、女子サッカーは地元の藤枝市で行われる。「狙っていきたい」と指揮官。無失点で守り抜いたGK木稲(このみ)瑠那(2年)は「ミスが多かった」と反省を忘れず、「夏も勝ち切ります」と優勝を宣言していた。(里見 祐司)

 ★喜びの声

 《1》GK木稲瑠那(2年)「来年は自分が中心になって、この舞台に立ちたい」

 《2》DF斎藤久瑠美(3年)「去年悔しい思いをしたので優勝できてよかった」

 《3》DF大村琴美(3年)「最高です。後輩たちには連覇を狙ってほしい」

 《14》DF森藤凜(2年)「いつも通りのプレーができた。来年は自分が引っ張る」

 《18》DF長江伊吹(1年)「実感が沸かない。足が止まってしまい危なかった」

 《7》MF並木千夏(3年)「守備が安定していたので安心して攻められた」

 《10》MF千葉玲海菜(3年)「夏は決勝で負けたので、優勝はとてもうれしい」

 《19》MF金子麻優(1年)「とにかくうれしい。言葉になりません」

 《8》FW青木なつみ(3年)「チームに貢献するプレーをしようと考えていた」

 《11》FW今田紗良(3年)「足が痛かったけど絶対に勝つという気持ちだった」

 《22》FW小原蘭菜(1年)「応援がすごく力になった。最高でした」

優勝カップを手にした千葉主将を中心に、全国制覇を喜ぶ藤枝順心イレブン
前半40分、先制ゴールを決めた順心FW青木(奧)がアシストの今田〈11〉と抱き合う
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