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引退式でキタサンブラック最後の雄姿!サブちゃんサプライズ演出で「まつり」熱唱

約1万8000人の前で最後の雄姿を見せたキタサンブラック
約1万8000人の前で最後の雄姿を見せたキタサンブラック

 歴代最多タイのJRA・G1で7勝を挙げたキタサンブラックの引退式が7日、京都競馬場で行われた。最終レース終了後に芝コースで最後の走りを見せたあと、北島三郎オーナー(81)が封印するはずだった「まつり」の熱唱でサプライズ演出。1万8000人のファンに見送られて、第2の馬生へ旅立った。

 千両役者らしい演出だった。芝コースでの式典を終えたばかりの北島オーナーが突然、周囲の関係者にマイクを要求し出した。外ラチ沿いまで歩み寄ると、淀のファンから歓声が沸いて、即席の“コンサート”が始まった。

 ま~つりだ、まつりだ、まつりだ、キタサンま~つ~り~ 俺もどんとまた、がんばるよ~ これが競馬の、まつり~だ~よ~ みなさん、ほんとに ありが~とう~

 当初は生歌披露の予定がなく、式の始めに“お断り”のアナウンスがあったほど。しかし、重賞もない京都競馬場で、最終レース後まで残ったファンは約1万8000人。G1級の人だかりで埋まったスタンドに歌手、北島三郎の血が騒いだ。

 「この寒い中、いっぱい集まってくれて、生で歌声を出さないと気持ちが許さなかった。感謝の気持ちでした」。ファンへのお礼を込めた粋な計らい。そばにいた武豊は「やるんじゃないかと思っていた。『マイク、マイク』と言われたから逃げてきた」と周囲の笑いを誘った。

 G1初制覇の菊花賞などG1・3勝を含む4戦4勝、最も強さを誇った京都競馬場でキタサンブラックが最後の雄姿を披露した。JRA・G1史上最多タイの7勝にちなんで『7』のゼッケンで登場。主戦を背に駆け抜けると「ありがとう」「お疲れさま」の声援が飛んだ。

 同馬は、きょう8日に栗東トレセンを出発。福島県のノーザンファーム天栄を経由して、北海道の社台スタリオンステーションで種牡馬生活に入る。北島オーナーも新たな船出を迎える。16年秋の頸椎(けいつい)手術後、歌唱ステージをセーブしてきたが、2月の大阪・新歌舞伎座公演からの本格復帰を決めた。

 「キタサンブラックがパワーをくれて、どんどん元気になってきた。この後は私がまた頑張っていきたい。立派な子どもを出してくれると思う。その子たちの走る姿を見るまでは、倒れちゃいかんね」。ファンに感動を贈り続けた愛馬にかわって、今度はサブちゃんがステージを熱くする。(宮崎 尚行)

 ◆キタサンブラック 父ブラックタイド、母シュガーハート(父サクラバクシンオー)。栗東・清水久詞厩舎所属の牡6歳。北海道日高町・ヤナガワ牧場の生産。通算20戦12勝。総収得賞金は18億7684万3000円。馬主は(有)大野商事。

<子供でG1勝利を約束>

 武豊騎手「4歳からコンビを組んで、乗る度にどんどん強くなっていって、驚いた。どんなに苦しい場面でも勝ってくれ、騎手として成長させてもらえたし、こんな馬に巡り合えて幸せ。本当に特別な馬。歌うプレッシャーもあったが、そこから解放されるのでホッとしている(笑い)。あの大きさで、すごく軽い走りをする馬はなかなかいない。サクラバクシンオー、ウインドインハーヘアの血が入っていて、日本競馬にすごくマッチすると思うし、種牡馬として楽しみ。まだジョッキーを続けるので、キタサンブラックの子でまたG1を勝ちたい。約束します。そして、また今年もこういう馬に出会えたら」

<一生忘れられない>

 清水久調教師「無事に競走生活を終えることができてホッとしています。一生、忘れられない馬。3年間、本当に一生懸命走り抜いてくれた。“ありがとう”しかないですね。さみしいけど、しょうがないですね。いい形で終われたのが何よりじゃないですか。まだまだやれるんでしょうが、(花を)咲かせたままの方がいいでしょう。今後は北海道に戻ってお父さんになりますが、ブラックの子どもで、ブラックを目指して強い馬をつくっていきたい。本当にご苦労さまと言いたいです」

<子供本当に楽しみ>

 梁川正普氏(ヤナガワ牧場代表)「生まれた時は脚が長いことで評判でしたが、バランスが取れて見栄えする馬になりました。一戦一戦、こんなに走るのかという感じでした。本当にすごい馬。今はどの繁殖を配合するか吟味しています。どんな子が出るか本当に楽しみ。同じような成績を出すのは大変だけど、いっぱい配合してもらって、いい成績を出してもらえれば。長距離だけでなく中距離もいけるし、スピードもある。体が柔らかいので、硬めの馬につけたらいい子が出るんじゃないかと思います」

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