ONに真っ向勝負した星野仙一さん、“流し打ち”王さんに文句 ミスター「心を燃やすことができた」

87年、熊本・藤崎台球場で両軍の乱闘時に王監督(右)へ詰め寄る星野監督
87年、熊本・藤崎台球場で両軍の乱闘時に王監督(右)へ詰め寄る星野監督
74年、星野(手前)と後楽園球場で対戦した長嶋(捕手・木俣)
74年、星野(手前)と後楽園球場で対戦した長嶋(捕手・木俣)

 星野仙一氏は現役時代、巨人の主砲・王貞治(現ソフトバンク球団会長)に真っ向勝負を挑んだ。対戦成績は195打数62安打、打率3割1分8厘。被本塁打は24本もあった。常に全力投球だったが、それを表すこんなエピソードがある。

 77年の巨人戦。打撃不振だった王が、星野氏の投球を流し打ちした。数日後、「流し打ちはないでしょう! もう勝負しませんよ。思い切り打ってくれ!」と王に文句を言ったという。

 中日監督時代の87年6月11日、熊本での巨人戦では乱闘の際、拳を王監督の眼前に突き出したことも。王会長は訃報に「闘志を前面に出したあの攻撃的な投球は、勝負していて、とてもやりがいのある投手でした。昨年、野球殿堂入りのパーティーでお会いしましたが、こんなに急に亡くなられるとは、とにかく残念でなりません」とコメントした。

 もう一人の好敵手・長嶋茂雄(現巨人終身名誉監督)との通算対戦成績は111打数26安打。打率2割3分4厘と抑えた。ミスターも「あまりにも突然のことで残念でなりません。『打倒巨人』を前面に闘志満々でぶつかってきた投手だからこそ、『さあ仙ちゃん、来い』と心を燃やすことができ、対戦するのが本当に楽しみでした。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

 「V9戦士が俺を育てた」と話していた星野氏。強い巨人がエネルギーの源だった。

87年、熊本・藤崎台球場で両軍の乱闘時に王監督(右)へ詰め寄る星野監督
74年、星野(手前)と後楽園球場で対戦した長嶋(捕手・木俣)
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