進化した年女の伊藤有希、平昌五輪でナンバー“わん”になりたい

スポーツ報知
年女の伊藤有希は犬のぬいぐるみを手に活躍を誓った

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(23)=土屋ホーム=がいぬ年の今年、“ナンバーワン”宣言だ。2月に開幕する平昌五輪のメダル候補は1994年生まれの年女。同世代は今年メジャーリーグに挑戦する大谷翔平投手(23)や、ソチ五輪フィギュアスケート男子シングルの金メダリスト・羽生結弦(23)らが名を連ねる「ワンダフル世代」だ。昨季W杯初優勝を含む通算5勝を挙げた期待の星は、五輪金メダル獲得を目指し、さらなる飛躍を誓った。(取材・構成=宮崎 亮太)

 ―あけましておめでとうございます。平昌五輪イヤーが幕を開けましたが今の心境は。

 「4年前のソチ五輪が終わった瞬間から、4年後に同じ場所でリベンジしたいという気持ちを持ち続けてきました。いよいよという気持ちもあるし、あっという間だなという気持ちもあります。ただ、今は代表争いがあるので、まずは平昌五輪の切符をつかみたいです」

 ―2017年はどんな年。

 「たくさんの笑顔が見られた1年でした。W杯初優勝もうれしかったですが、一番は自分が勝ったことよりも、周りの人が想像以上に喜んでくれたこと。その笑顔がうれしくてパワーになり、また勝ちたいという気持ちが強くなりました」

 ―今季は個人4戦が終わって最高は3位。

 「リレハンメル大会(ノルウェー)でアプローチが崩れてからは、3戦ともかみ合わずに終わってしまい、もったいなかったです。1週間空いて、ヒンターツァルテン大会(ドイツ)では良くなったけれど、それでもあの成績(5位)。トップの2人(ルンビとアルトハウス)相手に歯が立っていません」

 ―どう修正していくか。

 「まずはアプローチの重心を修正したい。ジャンプは流れ。普段から、ひとつ直れば全部直ってしまうことがある。それを期待しながら、まずはスタートから順番に作っていきたい。あとは地元名産のトマトジュースを飲んでパワーをもらいたいです」

 ―海外遠征で楽しみにしていることは。

 「海外はすごく好き。特にパンと蜂蜜が大好きで、昨年末は1か月半いたけれど、最後は『これが最後のパンか』というくらいさみしかった。スーパーに行っても売ってるものが全然違う。蜂蜜コーナーは絶対に行くんですが、いろんな種類があって安い。例えば巣ごと食べられるところもある。パンにかけて食べたら最高で、いつも買って帰って来ます」

 ―2018年は年女ですね。大谷翔平や羽生結弦、萩野公介など、世界で活躍するアスリートがそろう「ワンダフル世代」です。

 「黄金世代なんだけれど、自分は(他の選手と)比べるとまだまだ。みんな世界の舞台で活躍していて、刺激をもらいながら競技を続けています。自分も追い付いて、一員になれるよう精いっぱい努力したいですね。川本副会長が昨年10月に退任された時に“進化”という言葉を掛けてもらいました。今年は進化を遂げて平昌五輪で“ナンバーワン”になりたいです」

 ―次戦のW杯は昨季初優勝を飾った地元北海道での札幌大会です。

 「前半戦は苦戦しました。ホームっていうのもあるけれど、一番近くで日本のみなさんに応援していただける試合。自分の気持ちも盛り上がります。応援の力で調子も上がっていくんじゃないかなと。そのまま平昌五輪につなげることができれば最高です」

 ◆伊藤 有希(いとう・ゆうき)1994年5月10日、北海道・下川町生まれ。23歳。下川ジャンプ少年団で指導する父・克彦さんの影響で、4歳から競技を始める。下川商高から13年4月に土屋ホーム入社。14年ソチ五輪は7位入賞。17年1月のW杯札幌大会では初優勝を果たした。161センチ、48キロ。家族は両親と弟。

 ◆超大物がそろう「ワンダフル世代」の主なスポーツ選手 野球では日本ハムからエンゼルスに移籍した大谷翔平、平昌五輪関連では、メダル獲得の期待がかかるフィギュアスケート男子の羽生結弦、スピードスケート女子の高木美帆らがいる。16年リオ五輪では競泳400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介や400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也、柔道90キロ級金メダリストのベイカー茉秋らが活躍した。

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