【高校ラグビー】“清宮級怪物”東福岡・福井、戦後初2度目連覇へ好発進

前半、東福岡・福井翔大(中央)がボールを持ち突進する
前半、東福岡・福井翔大(中央)がボールを持ち突進する

◆全国高校ラグビー第3日▽2回戦 東福岡68―7昌平(30日・花園ラグビー場)

 シード校が登場して2回戦16試合が行われ、Aシードの東福岡(福岡)は昌平(しょうへい、埼玉)に68―7で圧勝した。来春、トップリーグのパナソニック入りする“高校ラグビー界の清宮幸太郎”ことNO8福井翔大(3年)が先制トライを挙げ、戦後初となる2度目の連覇へ好発進した。

 高校ラグビー界の“怪物”が才能の片りんを見せた。前半7分、東福岡の福井翔大が相手をはじき飛ばして先制トライを決めた。「僕個人の力じゃない」と、主将は謙遜した。前半こそ14―7と苦戦したが、後半8分までに35―7と突き放した。計10トライでV候補筆頭が貫禄勝ちした。

 187センチ、92キロの体格を生かした強じんなフィジカルで、今年はU20日本代表に高校生としてただ一人、飛び級で選ばれた。U20ではウィングで起用されたほどのスピードを備え、強豪大学からのオファーが殺到した。超高校級の選手でも大学を卒業してからトップリーグに進むのが一般的だが、福井翔大は高校を卒業してすぐに、2015年度まで3連覇したパナソニックに入団する。

 昨年の高校日本代表のアイルランド遠征など、何度も海外で試合をしたことが決め手になった。「実力差を目の当たりにして本当に悔しかった。少しでも早く海外の選手と対等か、それ以上になりたい。きついと思うけど一番の近道」と、理由を明かした。

 藤田雄一郎監督(45)も「行くなら上のチームに行け」と背中を押した。以前に指揮官は「高校ラグビー界の清宮君かな」と、高校通算111本塁打を放って日本ハム入りした清宮幸太郎内野手を引き合いに出した。2019年の日本W杯や20年東京五輪(7人制)は現実的には厳しいが「チャンスをいただけるのであれば、行けるところまで行きたい」と、あきらめていない。

 花園で2度以上、連覇したのは同志社中(現同志社、5連覇と3連覇)だけ。東福岡は戦後初の快挙に挑む。今大会の最注目選手は「負ける気はさらさらない。見ている方は楽しみにしてほしい」と、不敵に笑った。(伊井 亮一)

 ◆福井 翔大(ふくい・しょうた)1999年9月28日、福岡市生まれ。18歳。コカ・コーラのセンターで活躍した父・由樹さんの影響で5歳から「かしいヤングラガーズ」でラグビーを始める。東福岡高2年時に高校3冠。高校日本代表、U18、U20、U20の7人制代表の経験を持つ。家族は両親と姉、妹。187センチ、92キロ。

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