【高校ラグビー】郡山北工、粘りで同点 最後は抽選で16強

モールで攻撃を仕掛ける郡山北工フィフティーン(手前)
モールで攻撃を仕掛ける郡山北工フィフティーン(手前)

◆第97回全国高校ラグビー第3日 ▽2回戦 郡山北工12―12土佐塾(30日、東大阪市・花園ラグビー場)

 2回戦が行われ、郡山北工(福島)は土佐塾(高知)に12―12の同点で抽選の結果、福島県勢として1996年度の磐城以来、21大会ぶりとなる3回戦進出を決めた。2トライを先行されたが、前後半の各ロスタイムにトライを決め、粘りを見せた。次戦(来年1月1日)では前回王者の東福岡と対戦する。Bシードの秋田工(秋田)は明和県央(群馬)に41―7で快勝。高校日本代表で191センチの長身センター・児玉樹主将(3年)が16得点を挙げた。

 抽選会場から出てきた郡山北工のNO8後藤陸主将(3年)は神妙な面持ちだった。12―12。大会の規定により行われた次戦進出の抽選は、後から引いて「出場権あり」の“当たりくじ”。涙の土佐塾・吉松直輝主将(3年)から「頑張ってくれ」と言葉をかけられると「3回戦に進むことで、責任がより増したと思う。土佐塾の分も戦いたい」と表情を引き締めた。

 執念だ。前半は隙を突かれ、2トライを奪われる苦しい展開。28日の1回戦の和歌山工戦(22―14)で優位に展開したラインアウトからのモール攻撃は、相手に読まれ、攻め手を欠いた。だがメンバーは「楽しむために花園に来たんだ」と声を掛け合い、あくまで得意のFW戦にこだわった。

 前半ロスタイム。ラックから近いスペースを突く攻撃を何度も繰り返し活路を見出し、12次攻撃で後藤主将が反撃のトライ。後半は守備の集中力を切らさず、粘りを見せると、再び後半ロスタイムにラインアウトからモールで前進。最後はロック・高橋憲二郎(3年)が飛び込み、土壇場で同点にした。後藤は「気持ちで追いつけた」と胸を張った。

 前回、前々回と無得点で敗退。中学までのラグビー経験者は3人という中で、目標の一つだった福島勢21年ぶりの花園での“年越し”を達成した。次の相手は王者・東福岡。「最後まで食らいついて、福島の強さを見せたい」と後藤主将。チャレンジ精神と楽しむ気持ちを胸に、8強進出に挑む。(遠藤 洋之)

(高 知)

※抽選で郡山北工が3回戦に進出

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