【高校ラグビー】日川、2回戦で散る V候補大阪桐蔭に14―57

試合終了後、後輩のフッカー米倉〈2〉と抱き合い涙した会田(右から2人目)
試合終了後、後輩のフッカー米倉〈2〉と抱き合い涙した会田(右から2人目)
試合終了間際、2本目のトライを目指しボールを運ぶ日川の左フランカー・飯田(中央)
試合終了間際、2本目のトライを目指しボールを運ぶ日川の左フランカー・飯田(中央)

◆第97回全国高校ラグビー第3日 ▽2回戦 大阪桐蔭57―14日川(30日、東大阪市・花園ラグビー場)

 2年ぶりに初戦突破した日川は2回戦で、優勝候補の大阪桐蔭(大阪第1)と対戦し、14―57で敗れた。前半1トライに抑えられたが、試合終了間際に、ゴール前の密集から途中出場のプロップ・会田尊(たける、3年)が執念のトライ。古豪の意地を見せた。

 ラストプレーにかけた。7―57で迎えた終了間際。敵陣ゴール前のラックから、チーム最重量114キロの日川・会田が体ごとゴールラインになだれ込み、トライ。SO飯沼蓮主将やFB高谷修一郎(ともに3年)が駆け寄り祝福。飯沼がゴールキックを決め、ノーサイド。赤黒のジャージーがすべてを出し切った。

 途中出場ながら花園初トライの会田は「(控えの)16番をもらった時は悔しくて泣いてしまったが、みんながチャンスを作ってくれた。自分は幸せ者」。感激の涙で表情を崩し、仲間と抱き合って喜んだ。

 後半25分、控えのフランカー・酒井聖(さとし)が送り出され、3年生11人が全員出場を果たした。「1年から辞めずにやってきた仲間。最後は3年生で決めたいと思った」と会田。飯沼が球をさばき、フランカー・飯田光紀(3年)たちが何度もはね返されながらもボールを前に運んで好機を探った。

 1回戦勝利で節目の花園60勝を挙げたが、今年も3回戦出場は逃した。1年生で先発出場したロック・小嶋大士は「先輩たちが見せた強い思いとタックルを、僕たちが受け継がなくては」と顔を引き締めた。飯沼は「自分たちを超えることができるメンバー」と激励。47度出場の古豪の復活を託し、グラウンドを去った。(大津 紀子)

試合終了後、後輩のフッカー米倉〈2〉と抱き合い涙した会田(右から2人目)
試合終了間際、2本目のトライを目指しボールを運ぶ日川の左フランカー・飯田(中央)
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