小平奈緒、「金メダルへの方程式」が完成…3種目での平昌五輪出場が確実に

◆スピードスケート 平昌五輪代表選考会第3日(29日、長野市エムウエーブ)

 男女1500メートルを行い、女子は小平奈緒(31)=相沢病院=が1分56秒60で2位。3種目での出場が確実となり金メダル本命の500メートル、1000メートルに弾みをつけた。既に出場を決めていた高木美帆(23)=日体大助手=は国内最高の1分54秒82で優勝。同種目では今季国内外6連勝で五輪に臨む。男子1500メートルでは国内最高で1位の小田卓朗(25)=開発計画研究所=、3位の中村奨太(24)=ロジネットジャパン=の初出場が確実となった。

 小平の「女子500メートル金メダルへの方程式」が完成した。1500メートルでも低地自己ベストの1分56秒60で2位に食い込み、同種目では10年バンクーバー五輪以来の出場が確実に。同走は今季世界最高タイムを持つ高木美。直接対決を制した28日の1000メートルとは違い、挑戦者の立場で「どんなレースができるんだろうとワクワクした。久々に気持ちのいいレース」と晴れやかな表情を浮かべた。

 主戦場の500メートルでは昨季から国内外24連勝と無敵。金メダルの確率をさらに高めるため、1500メートルでの出場権獲得は欠かせない要素だった。98年長野五輪男子500メートル金の清水宏保が1000メートルでも銅を獲得したように「500メートルで金メダルを取るために1000メートルで銅メダル以上を取るのが方程式だとすれば、1500メートルもそこそこ滑れないと1000メートルで戦えない。入賞圏内にはいきたい」と持論を語った。

 今季は1000メートルでも世界新記録を出し、金メダルの本命に躍り出た。平昌五輪は1500メートルから中1日で1000メートル、中3日で500メートルの順に競技が行われる。重圧がかかる2種目の前に五輪の舞台を踏めることで「会場の雰囲気や緊張感を一度経験できるのはプラス」とうなずいた。

 1500メートルは「向いてないかもしれないけど、一番好きな種目」と位置付けている。バンクーバー大会では個人種目で自己最高タイ5位の実績もある。「自分でチャレンジしてゴールを切れる。あの時のような感覚のレースをもう1回、競技人生でやりたい」。日本女子初の金メダルだけにとどまらない強さを身につけ、五輪前最後の実戦を終えた。(林 直史)

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