川内優輝、サブ20なら自身76度目「単独世界最多」…米ニューイヤーズデイ・マラソンへ出発

トレンチコート姿で渡米する川内優輝
トレンチコート姿で渡米する川内優輝

 公務員ランナー川内優輝(30)=埼玉県庁=が29日、来年1月1日に開催されるニューイヤーズデイ・マラソン(米マサチューセッツ州ボストン)に向けて出発した。同レースでサブ20(2時間20分切り)を果たせば自身76度目。川内によれば、75度の記録を持つ米国人男性をかわして“単独世界最多”になるという。シカゴ経由でボストン入りする往路は、シカゴ~ボストン間がビジネスクラスにアップグレードしてもらえた。一足早い“お年玉”に感謝しつつ「世界(最多)記録の20分切りを、確実に目標にしたい」と決意を新たにした。

 ただ、猛烈な逆風が吹いている。ボストンの元日の天気予報は快晴だが、猛烈な寒波の影響で最高気温がマイナス13度、最低はマイナス22度。さらに風速10メートルが予想されており、体感気温はかなり低そうだ。「(コース途中に準備しておく)スペシャルドリンクも、温かくしようかと思っているけど、それでも凍るかもしれない。帽子とかタイツとかも持っていっている」と川内。業務用冷凍庫(マイナス18度以下)に入ったような厳しい環境でのレースを、タフに乗り切るつもりだ。

 今月17日の防府読売マラソンで優勝し、20年東京五輪代表選考会のマラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC、19年秋)の出場権を獲得。出場については「1年半も先の話なので、近くならないと出るか出ないかも決めない」と慎重な姿勢を崩さなかった。来年は4月のボストンマラソン表彰台が一大目標。今回の元日レース前には、ボストンマラソンのコースを下見する予定だ。「ボストンでしっかり世界の強豪と勝負したい」。ボストン後の6月にはストックホルム(スウェーデン)、8月はニューカレドニアでマラソンを転戦することが決まっている。川内のマラソンへの探求心は深まるばかりだ。

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