安藤麻、女子大回転4連覇で平昌当確!父が柔道・小川直也に阻まれた五輪の夢グイッ

女子回転で優勝した安藤
女子回転で優勝した安藤

◆スキー全日本選手権アルペン技術系 最終日(28日・国設阿寒湖畔スキー場)

 男女回転が行われ、女子は安藤麻(21)=東洋大=が4連覇を果たし、五輪初出場が有力になった。父・弥(わたる)さん(50)は天理大時代、柔道で1992年バルセロナ五輪銀メダルの小川直也(49)のライバル。父が果たせなかった五輪代表の夢に大きく近づいた。男子は湯浅直樹(34)=スポーツアルペンク=が制し、2大会連続3度目の五輪出場が決まった。

 ゴールラインを割った瞬間、安藤は思い切り右拳を突き上げた。2位に0・90秒差をつけての4連覇。平昌五輪代表を有力にして、会場に駆けつけていた母・奈保子さん(50)と抱き合った。「ただただ、うれしい。支えてくれた家族に感謝したい」

 前日の大回転では優勝候補と期待されながら0・45秒差で2位。「悔しかったけど気持ちを切り替えて臨んだ」。この日は1回目で2位に1・86秒差をつけて首位に躍り出ると、2回目も安定した滑りで表彰台の真ん中に上がった。

 2006年トリノ五輪男子回転4位の皆川賢太郎・全日本スキー連盟競技本部長(40)が「W杯の第1シード(30位以内)になれる素材」と認める逸材だ。父・弥さんは天理大で活躍した元柔道選手。1987年の全日本学生体重別では準決勝で小川(当時明大)に敗れたが3位に入った。「1度も勝てなかった」と笑うが、「娘が分かるまで」と安藤が7歳まで現役を続け、五輪代表の夢を託してきた。

 「競技は違うけど、父は私のやることを黙って見守ってくれた。父の夢をかなえられてうれしい」と安藤。活動費などでも支えてくれた家族に感謝し、夢の舞台に挑む。(清藤 駿太)

 ◆安藤 麻(あんどう・あさ)1996年4月24日、北海道・旭川市生まれ。21歳。4歳から兄の影響でスキーを始める。全国中学と全国高校総体の大回転で、ともに3連覇。2016年全日本選手権では回転と大回転で2冠。今季はW杯開幕戦で25位に入り、初めてのW杯得点を獲得。169センチ、63キロ。家族は両親と兄。

 ◆アルペンスキーの平昌五輪派遣 日本は各種目で出場権を男女1枠ずつ持つ。男子回転は湯浅が昨季と今季の成績から算出する国際スキー連盟のランキングで30位以内を維持すれば個人で1枠を取得し、計2枠となる。さらに、五輪に選手を派遣しない国・地域の枠が回ってくる可能性も。全日本スキー連盟が定めたW杯成績による五輪派遣推薦基準は、昨季と今季で8位以内が1度か、20位以内が2度。

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