【高校ラグビー】中標津、初戦敗退の中モールで意地見せた

ボールを持って突破を図る中標津・山田(左から2人目)。司令塔として好機を演出したが…
ボールを持って突破を図る中標津・山田(左から2人目)。司令塔として好機を演出したが…

◆全国高校ラグビー第2日 ▽1回戦 土佐塾(高知)45―10中標津(北北海道)(28日・花園ラグビー場)

 1回戦11試合が行われ、3年ぶり8度目出場の中標津(北北海道)は、土佐塾(高知)に10―45で敗退。2002年の1回戦では66―0で大勝した相手に、リベンジを許した。

 3年前に続く初戦突破はならなかったが、こだわってきたモールで意地を見せた。前半を5―26で折り返した後半1分、敵陣ゴール前5メートル左ラインアウトから9人でモールを押し込み、ロック瀬野陸人(3年)がトライ。NO8漆原陸主将(3年)は「練習通りにできたいいトライ」と振り返り、山口昂希監督(35)も「今シーズンで一番いいモールだった」とたたえた。

 部員22人全員が、高校でラグビーを始めた。うち16人が野球経験者。中でもSO山田賢太(3年)は、中標津中野球部のエースとして全国中学校軟式野球大会で準優勝を果たした。

 野球強豪校からもスカウトされた山田は、高校でも甲子園出場を目指して野球部に入った。しかし入学前に中標津高ラグビー部の兄・浩貴さんが花園でプレーする姿を見て「自分もラグビーをやって、花園に行きたいと思った」と1年時の7月に転部。司令塔として憧れの舞台に立ち「野球をやめて後悔はしていない。花園にも来られたし、ラグビーをやってよかった」。卒業後は札幌大へ進学し、ラグビーを続ける。

 新チームは、わずか10人となる。ただ1人の2年生、センター山木康平は「たぶん(主将は)自分だと思います」と苦笑しながらも「『ディフェンスといえば中標津』と言われるぐらい、ディフェンスの堅いチームを作って花園に戻って来たい」と前を向いた。(勝田 成紀)

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