石橋杏奈、「恋バナの聞き役が多いので…」映画「勝手にふるえてろ」公開中

大きな瞳、清楚(せいそ)な雰囲気の正統派美人として人気を集める石橋杏奈(カメラ・清水 武)
大きな瞳、清楚(せいそ)な雰囲気の正統派美人として人気を集める石橋杏奈(カメラ・清水 武)
松岡茉優の同僚役を熱演した石橋杏奈((c)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員
松岡茉優の同僚役を熱演した石橋杏奈((c)2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員

 女優の石橋杏奈(25)が出演する映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)が公開中だ。映画初主演の松岡茉優(22)演じる恋愛経験ゼロの主人公に恋のアドバイスをする同僚役で、存在感を光らせている。今年は出演映画4本が公開。出演時間は多くないものの、主役に寄り添う芝居で注目を集めてきた。女優デビューから10年。4年半にわたり出演したコント番組で培った、作品に溶け込む自然体の演技を武器に成長を続けている。

 芥川賞作家・綿矢りささんの同名小説が原作の「勝手にふるえてろ」は、初恋男性を“脳内彼氏”として妄想で恋する一方で、突然告白された会社の同期との間で揺れ動くヨシカ(松岡)が主人公。石橋は“恋愛マスター”としてアドバイスする同僚・月島来留美を演じた。

 「(宣伝時に)恋愛マスターと紹介されるけど、ヨシカより少しだけ経験がある程度。同僚、親友として思うことを押しつけがましくならずにサラッと言うことを心掛けました。ヨシカは恋愛経験がないので、(来留美が)意図せずに言った言葉で傷つけてしまう。普段は仲がいいのに、心の奥底にあった言葉をグサッと言う女同士の関係を自然に演じました」

 石橋自身、私生活でも友人から恋愛相談を受けることも多いという。

 「恋バナの聞き役が多いので、今回の演技はナチュラルでした。最後に誰を選ぶか決めるのは本人。私の言葉は頭の片隅に置いとくくらいでと。面倒くさい時は『どっちでもいいんじゃない』って言っちゃいます」

 ヨシカら会社の同期との合コンに参加し、男性にアピールするシーンもある。

 「合コンに行ったことがないので、今まで見た作品の中で合コンの雰囲気をイメージしました。周りの友達でも男性の前でスイッチ入ったなという人がいるので想像しやすかったです」

 撮影は約1年前。初共演の松岡との掛け合いが多く、出演時間が多くない中でも存在感を発揮した。

 「茉優ちゃんに感動しました。脳内の妄想シーンで突然歌い出す芝居が本当に自然で、妄想か現実か分からないくらいでした。今回の作品はヨシカが引き立たないと良い作品にならないので、あまり個性的にならないように演じました」

 主役から一歩引いた位置で光る演技が魅力。12年から今年3月までNHK「LIFE!~人生に捧げるコント~」でコントに挑戦した経験が大きい。共演した俳優のムロツヨシ、星野源らから刺激を受けた。

 「5分間のネタで、それぞれが個性的すぎると成立しなくて笑いがとれない。作品全体のバランスを見て、自分が求められてる役割を考えることが大事。ムロさんは(脇役の)社員Aなのに絶妙なクセを出したり、星野さんはキリッと真面目な感じを出す。主役のボケる人、突っ込む人がしっかり立つように自分の存在感を出すのは皆さんから学びました。アドリブが多い現場だったので、瞬発力も鍛えられましたね」

 今年は出演映画4作が公開された。「22年目の告白―私が殺人犯です―」で連続殺人の被害に遭う女性、「泥棒役者」では帰国子女の編集者役。「リンキング・ラブ」ではアイドルグループと多彩な役を演じた。

 「それぞれ全部違う作風で初めての経験ばかりでした。(アイドルは)16人でぶつからないように歌って踊るのは大変で…。ドラマでバイオリンを弾いたり、新しい発見が多い1年でした」

 ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリに輝き、07年に女優デビュー。2月で10周年を迎えた。

 「福岡の田舎で育ったので、全く知らなかった芸能界のことをいっぱい経験してきた10年でした。それぞれの作品に情熱を注いで向き合って、常に求められる女優になりたい。オーディションに応募した時から綾瀬はるかさんが大好き。綾瀬さんのような女優になりたい気持ちはずっと変わってないです」

 恋愛する暇もなく女優業を突っ走るかと思いきや…。

 「そんなことはなくて、結婚願望もありますよ。地元では結婚して子供がいる友達も多いので憧れます。23歳までに結婚するのが目標だったけど、とっくに過ぎちゃった。目標を設定すると落胆しちゃうので、設定せずに頑張ります」

 ◆石橋 杏奈(いしばし・あんな)1992年7月12日、福岡県生まれ。25歳。2007年テレビ朝日系ドラマ「失踪HOLIDAY」で女優デビュー。08年「きみの友だち」で映画初出演、初主演。同年から11年まで女性誌「セブンティーン」の専属モデルとして活躍。18年は映画「今夜、ロマンス劇場で」(2月10日公開)などに出演予定。プロ野球・ホークスファン歴20年以上を誇る。身長162センチ。血液型A。

 ◆「勝手にふるえてろ」あらすじ

 原作は芥川賞作家・綿矢りさ氏の同名小説。24歳まで恋愛経験がないOLヨシカ(松岡)は、絶滅危惧種を愛するオタク女子。中学時代の同級生イチ(北村匠海)を“脳内彼氏”として妄想で恋愛する一方で、突然告白してきた会社の同期(渡辺大知)との間で揺れ動きながら暴走するラブコメディー。117分。

 ◆ワンポイント

 “脳内片思い”とリアル恋愛で揺れ動きながら暴走する、かなりイタいOL役の松岡茉優はハマリ役だ。絶滅した動物を愛し、家ではアンモナイトの化石をニヤケ顔でなでなで…。心の叫びを歌詞に込めた劇中歌「アンモナイト」をミュージカル風に歌うシーンは必見だ。趣里、前野朋哉、古舘寛治、片桐はいりら“ちょい役”ながら個性たっぷりの共演陣も注目したい。

大きな瞳、清楚(せいそ)な雰囲気の正統派美人として人気を集める石橋杏奈(カメラ・清水 武)
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