大谷、「まだ旅の途中」ダル超え1万3000人ファンに感謝

札幌ドームに集まった大勢のファンに手を振る大谷(左)
札幌ドームに集まった大勢のファンに手を振る大谷(左)

 日本ハムからエンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手(23)が25日、本拠地として5年間プレーした札幌Dで「お別れ会見」を行った。2012年のクリスマス、同じ札幌Dで入団会見に臨んでからちょうど5年。集まった約1万3000人のファンに感謝の気持ちを伝えた上で、「まだまだ道の途中」と日本と同様に投打二刀流で挑むメジャーでのさらなる成長を誓った。世界一の選手を目指して、大谷が新たな旅に出る。

 これ以上の刺激はない。約40分の会見を終え、大谷の晴れやかな表情は、世界一プレーヤーへの決意で満ちあふれていた。「小さい頃から変わらずに。最後まで突き詰めたいと思いますし、そこを目指してみんな頑張っている。負けないように頑張って行きたい」

 “高卒即メジャー”に揺れた末の入団会見から、5年後のクリスマス。札幌Dは無料開放され、大谷の希望でグラウンドにはステージを設置した。スタンドはネット裏を含め、内野席が開放された。集まったファンは12年1月のレンジャーズへ移籍したダルビッシュの1万811人を超える約1万3000人となった。

 会見冒頭では「Long time,no see.(お久しぶりです)I’m Shohei Ohtani. Thank you for coming out to see my press conference.(記者会見を見に来ていただき、ありがとうございます)Please enjoy!」と英語であいさつし、驚かせた。「(二刀流を)やり遂げた感覚はない。まだ道の途中」とのストイックな言葉には、拍手とどよめきが交錯。ファンの熱視線が自らのエネルギーとなった。

 目指すは世界一の選手だ。「気持ちは今までも言い続けてきた。今日実感しているのは、これだけの方に来てもらって、入団時にはない後押し。自分を応援してくれる人や、支えてくれる人がこれだけいるんだと実感するだけで、僕は米国でもっと強く、成長できる気がしています」。期待は新天地での原動力に変える。

 エンゼルスのユニホームに身を包み、マウンド上から栗山監督へ投じた“ラス投”。12月中旬に米メディアが報じた右肘の内側側副じん帯を損傷していたとの報道については「状態はいい。キャッチボールもやれている。(調整は)進みすぎているぐらい」と不安を一蹴。今後も千葉・鎌ケ谷の2軍施設で調整を進める。

 「有意義な5年間だった。ここで教えられたことを向こうでもやりたいし、継続したい。今まで野球を一緒にやってきた人の思いをプレーに乗せて一生懸命、頑張りたい」。さらば北海道、さらば日本。メジャー二刀流、世界一選手への決意を胸に、渡米の時を待つ。(小谷 真弥)

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