大谷、厳しい言葉の裏で栗山監督が守ってくれた「本心は理解しているつもりです」

栗山監督(右)からメッセージ入りのプレートを受け取り笑顔を見せる大谷
栗山監督(右)からメッセージ入りのプレートを受け取り笑顔を見せる大谷

 日本ハムからエンゼルスへの移籍が決まった大谷翔平投手(23)が25日、本拠地として5年間プレーした札幌Dで「お別れ会見」を行った。2012年のクリスマス、同じ札幌Dで入団会見に臨んでからちょうど5年。集まった約1万3000人のファンに感謝の気持ちを伝えた上で、「まだまだ道の途中」と日本と同様に投打二刀流で挑むメジャーでのさらなる成長を誓った。世界一の選手を目指して、大谷が新たな旅に出る。

 皆の思いを代表して渡した。エンゼルスカラーの赤のネクタイで門出を祝った栗山監督は「世界一の選手になると信じています」と記した、本拠地の投手プレートを贈呈した。涙をこらえ「そうならないように整理して臨んだ」と、らしく語った。「誰が監督をやっていても、能力がしっかりしているから。勝手に成長するので、邪魔をしないようにやってきた」と二人三脚で歩んだ歳月を振り返った。

 マスコミを通じ、厳しい言葉をかけ続けた。しかし、その意図を会見中に大谷から暴露された。二刀流は「監督室で話している時は真逆。『体、大丈夫か?』とか僕を守るために(厳しく)やってくれた」と明かし「本心は理解しているつもりです」と感謝した。指揮官は「心配ばっかりだったからね。反応、表情、雰囲気でどう感じ取るか、判断が難しかった」。二刀流起用に、試行錯誤した日々だった。

 チームを巣立っても、師弟関係は続く。大谷の札幌Dラスト1球を受け止めた指揮官。そのボールとエンゼルスのサイン入りユニホームを渡されたが、大谷に対する思いは尽きない。「これからも嫌なことをLINEで言うと本人に伝えてある。メッセージが入ったら、イラッとすると思うけど、無視していいと。誰かが言ってあげないといけない。これが使命」。大谷が世界一の選手になるため、協力は惜しまない。(岸 慎也)

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