樋口新葉4位…公式練習で右足首負傷し痛み止め飲み出場「自分の実力」

総合4位に終わり、表彰台に一歩届かなかった樋口
総合4位に終わり、表彰台に一歩届かなかった樋口

◆フィギュアスケート全日本選手権第3日▽女子フリー(23日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 曲が鳴りやむと、樋口新葉(16)=日本橋女学館高=はひざまずき、右手でリンクを2回たたいた。「ありがとうって気持ちを込めた」。今季課題になっていた3回転サルコーが2回転になったが「出し切れたと思う」とうなずいた。後半の3回転のルッツ―トウループの連続ジャンプは高さを見せ、ステップでは観客の手拍子を誘う、勢いのあるワカバボンドを演じ切った。

 ハプニングが襲った。22日の公式練習。3回転ルッツで右足首を負傷した。この日はテーピングと痛み止め2錠を飲んで、何とか出場。ベストコンディションではなかった悔しさも残るが「表彰台に乗れなかったのは自分の実力」と全てを受け入れた。

 シニア2年目を迎え、多くの国際大会で表彰台に上がってきたが、家にトロフィーや賞状は飾っていない。結果よりも「自分の全てを出し切れたか」を重視してきた。母・実枝子さんが「一つ一つ目の前の大会を頑張っているんだと思います」と言うように、今季の一番大きな舞台は間違いなく平昌五輪で「絶対行きたい」と目標を具体的に公言してきた。

 「人に目標を言って、達成できなかったら悔しい思いをする」とあえて自分にプレッシャーをかけて戦ってきた。運命の五輪代表は24日に決定する。今季のGPシリーズは2戦とも表彰台に乗っており、GPファイナル出場。積みあげてきた実績は十分だ。樋口は「祈りたい」とつぶやいた。

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