大東大、慶大に逆転勝ちで2季ぶり4強…春“内紛”から夏合宿で団結

前半22分、慶大・古田(左)、堀越(右)をはじき飛ばして右中間にトライを決める大東大のアマト・ファカタヴァ
前半22分、慶大・古田(左)、堀越(右)をはじき飛ばして右中間にトライを決める大東大のアマト・ファカタヴァ

◆ラグビー全国大学選手権▽準々決勝 大東大(関東リーグ1位)33―28慶大(関東対抗戦3位)(23日・秩父宮)

 大東大は慶大に33―28で逆転勝ちし、2季ぶりに4強入りした。終盤のピンチをフランカー河野良太主将(4年)のタックルで脱した。明大は前回1回戦で敗れた京産大にFWで苦しめられたが、27―21で雪辱。9連覇を狙う帝京大は68―19で流通経大に大勝。1月2日の準決勝で、最近2季連続で決勝を戦った東海大と対戦する。

 河野が渾身(こんしん)のタックルで4強入りを手にした。後半38分、慶大にゴール手前まで攻め込まれた。「あの場所でトライを取られたら、ゴールも決められて逆転されてしまう」。パスを受けたフッカー岡田遼大に狙いを定めて低く、鋭く襲いかかった。ノックオンを誘い、勝負あり。外れかけた右肩を自分ではめ直してスクラムに加わり、両手を突き上げて勝利を喜んだ。

 昨季、チームをリードした得点能力の高いバックス(BK)陣が卒業し、今季はスクラムが強みに変わった。体を張るFWに対し、BK陣が萎縮して消極的なプレーやミスが続いた。5月の春季大会・流通経大戦の試合中にフッカー平田快笙(かい、3年)の怒りが爆発。FWとBKでケンカになり逆転負けした。河野は夏合宿中に個別に選手を呼んで話し、結束を固めようと努めた。

 腹を割って話し合ったことで団結力が増し、我慢比べの試合続きだったリーグ戦を22年ぶりに制した。この日も強いスクラムと出足の鋭い守備で、16日の立命大戦で101点を挙げた慶大を抑え込んだ。青柳勝彦監督(44)は「しんどい試合をものにできた。プラスに捉えたい」と意気込む。2季ぶりの正月決戦で、90年代に覇権を争った明大とぶつかる。(大和田 佳世)

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