イチロー、少年の質問「日本球界復帰の可能性」にタジタジ「可能性はある」

 マーリンズからFAとなっているイチロー外野手(44)が23日、故郷の愛知・豊山町で行われた「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席。来季所属先はメジャー球団が最優先ながら、将来的な日本球界復帰に“含み”を持たせた。

 さしもの天才も、胸元をえぐる直球質問にたじろいだ。野球少年に経験に基づいた金言を授ける恒例のスピーチ。今年は質問に答える形を取ったが、飛んできたのは「日本球界復帰の可能性はありますか」という想定もしない問いだった。

 「ややこしいこと聞くなぁ~。これ大人の知恵入ってる?」と苦笑いした後、言葉を選んで切り出した。「『可能性』という言葉を使うなら、両方ある。これは僕の逃げの言葉。ゼロじゃない限りは可能性はある」と完全否定はしなかった。

 だが当然、頭に描くのはメジャー18年目だ。今季は先発が22試合にとどまる中、史上2位となる代打で年間27安打を記録するなど、体力も技術も健在だ。だが「アメリカだと、44歳というのが何か引っかかるらしいんだよね」と現状を吐露。「3年前も感じてたけど、ペットショップで売れ残った大きな犬みたいな。僕は元気だぜってところを見せる機会がないから難しい」。15年1月29日のマーリンズ入団会見時と同じ表現で、去就の長期化を覚悟した。

 それでも豊かな表情は、揺るがぬ自信をうかがわせる。3位に入ったドジャースのナインが喜びを、三代目J Soul Brothersの振り付け「ランニングマン」で表すと、イチローも壇上でまねて笑いを誘った。「44歳も頑張ろう、これからまだまだと思ってます」。最後は力強い言葉で来季の活躍を約束した。(西村 茂展)

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請