テレ東「池の水ぜんぶ抜く」同行取材で記者が見たロンブー淳の真剣な取り組みと笑顔

絶滅危惧種のニホンウナギを捕まえ大喜びの淳
絶滅危惧種のニホンウナギを捕まえ大喜びの淳
大きな鉄管を使い、懸命に池のヘドロを除去する田村淳(左)と作業員ら
大きな鉄管を使い、懸命に池のヘドロを除去する田村淳(左)と作業員ら
ハスの根を荒らしたとみられる外来種の80センチ級巨大魚
ハスの根を荒らしたとみられる外来種の80センチ級巨大魚

 外来種の生物が生息する町中や公園などの池の水を抜いて調査するテレビ東京系バラエティー特別番組「池の水ぜんぶ抜く」。来年1月2日にシリーズ第6弾「緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦6」(午後5時55分)が番組初の3時間スペシャルで放送される。スポーツ報知は今月11日、神奈川県鎌倉市の由緒ある光明寺で行われたロケに潜入。番組MCを務めるお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(44)が、ヘドロまみれで約8時間のガチンコ収録に臨んでいた。(江畑 康二郎)

 快晴に恵まれ、最高気温16度の“水抜き日和”。午前8時すぎ、記者が到着すると、寺院に不似合いな大型車がずらり。バキューム車より吸引力のある10トンダンパー車1台、3トンダンパー車2台、作業車5台がスタンバイしていた。

 1243年に現在地に建立されたとされる光明寺は、江戸時代に関東十八檀林として栄えた浄土宗の寺院。敷地内にある池は毎年7月末に観蓮(かんれん)会が開かれる観光名所だが、ここ数年蓮の花が激減。外来種生物の“悪行”とみて、番組に駆除を依頼した。

 寺院でのロケは番組初。9時半すぎ、淳がおなじみの胴付き長靴姿で登場すると、住職が池の前で成功を祈りお経をあげた。10時40分に水抜きを開始すると、1時間少々で底があらわに。野外授業で参加した小学生約30人、NPO職員7人らに加え、僧侶約15人もヘドロに足を踏み入れた。

 60年以上水を抜いたことがなかったという池。粘着質のヘドロが太ももまで達し、悪臭が鼻を突いた。僧侶らが歩きづらそうにする中、淳は上手に足を抜きながら進んだ。蓮の根を食い荒らした“犯人”とみられる巨大魚が捕獲されると、顔についた泥も気にせず、小学生と一緒に喜んだ。

 番組は「池の水を抜いたら何が出てくるか」という極めてシンプルなコンセプトのもと、今年1月から日曜のゴールデンタイムに5回放送。11月放送の第5弾は、今年の同局バラエティー最高の平均視聴率12・8%。第4弾に続き、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」超えを果たした。第6弾では、光明寺以外の池に加え、これまで調査した国内17の池の現状も追跡するという。

 8月の日比谷公園ロケ以来、4度目の掻(か)い掘りに挑んだ淳は、番組の魅力について「やんわりした企画だけど、予定調和ゼロというのが面白い。池の水を抜いたら何か出てくる。出なくても、何もないという事実を知ることができる」と熱弁。視聴者からのクレームやスポンサーの反応を気にする余り、閉塞(へいそく)的な番組作りに陥りがちな風潮に一石を投じたと自負している。

 淳は山口県下関市の南端にある彦島生まれ。自然に囲まれ18歳まで暮らしたが、実は生物に無関心だった。「クワガタとかヤゴとか、捕ってるフリして捕ってなかった。遊んでないと仲間に入れてもらえなかったので」と振り返る。番組で日本古来の在来種と外来種の生態を知り、興味を持った。他番組のロケ先でも池を見つけると「ここって抜いてますか?」と、つい尋ねてしまうという。

 水25トン抜いた この日約25トンの水を抜き、ヘドロ約25トンを除去。3時間超のヘドロとの格闘の末、絶滅危惧種のニホンウナギ27匹や希少なニホンイシガメとみられる亀も発見された。新たなハスの根を植え、午後5時半頃に作業を終えた。

 ともに泥にまみれた寺院の香川法雄総務部長(67)は、真剣な収録現場に目を見張り「ここまでやっていただいてうれしい」と感謝。“水抜き業者”としてすっかり有名になった丸三興業・亀田英男営業部長(52)は、番組内で15ほどの池の水を抜いたと胸を張り、「営業が楽になった。仕事は5倍に増えました」とホクホク顔で帰路に就いた。

絶滅危惧種のニホンウナギを捕まえ大喜びの淳
大きな鉄管を使い、懸命に池のヘドロを除去する田村淳(左)と作業員ら
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