世界王者・文田、ライバル太田に逆転で敗れ号泣準V「最後に逃げてしまった」

ライバル・太田に敗れて頭を抱える文田
ライバル・太田に敗れて頭を抱える文田

◆全日本レスリング選手権最終日(23日、東京・駒沢体育館)

 男子グレコローマンスタイル60キロ級決勝が行われ、リオ五輪59級銀メダルの太田忍(ALSOK)が、世界選手権同キロ級王者の文田健一郎(日体大)と対決。試合時間残り約1分の時点で、文田が4―3と1点をリード。しかし「忍者レスラー」と呼ばれる太田が自慢のスピードを生かした攻撃で逆転に成功。5―4の僅差で、2年ぶり3回目の優勝を飾った。

 忍という名前の通り、耐え忍んで全日本を制した太田は試合後に思わず涙。「この1年日本で勝てなくてすごく悔しかった。この大会でも勝てないなら階級を変更しようと考えていた。絶対に取ってやると思っていた」と喜びを語った。

 大会の約1週間前には、両者が異例のスパーリングを敢行。太田は大会直前に胃腸炎となって、3日間も練習を休むなどのハプニングもあったが、結果を残した。「東京五輪で金メダルを取るのは自分。強い気持ちを持っていきたい」と闘志を燃やした。

 体の柔軟性を生かした豪快な投げ技で世界一となり、愛猫家の性格から“猫レスラー”として注目を集めていた文田だが、国内タイトル防衛ならず。父が観戦する前で敗れた世界王者は「なんで最後に逃げてしまったのかな」と涙をこぼすと、「まずは国内で太田選手に勝つことだけを考えたい」と出直しを誓っていた。

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