将棋の里見女流王座が逆転防衛、女流6冠制覇に望みつなぐ

 将棋の第7期リコー杯女流王座戦5番勝負の第5局が22日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、里見香奈女流王座(25)=女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が挑戦者の加藤桃子女王(22)に先手番の105手で勝ち、2連敗からの3連勝で逆転防衛を果たした。

 珍しく笑みがこぼれた。終盤、全く遊び駒のない美しい寄せを披露した里見の表情には、激闘をものにした充実感が漂っていた。「1、2局は内容も一方的に負けてしまって、客観的に見ると苦しい状況でしたけど、自分の力を出して負けたらしょうがないと思って、一局一局、力を出し切ろうと思いました」。追いつめられることで開き直り、自分らしさを取り戻した。

 「毎回、加藤さんとはお互いに(対策を)研究して番勝負を戦うので、充実感があります」。初防衛で3期目の女流王座を獲得し、女流5冠を堅持。9連覇を目指して、年明けからスタートさせる第44期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社など主催)5番勝負に弾みをつけた。同棋戦を防衛し、現在本戦トーナメントのベスト4まで進出しているマイナビ女子オープンで挑戦権を得て、加藤から女王を奪取すると、史上初の女流6冠制覇を成すことになる。

 悔しい敗戦となった加藤は「3局目以降、自分らしさを欠き、甘い部分が出てしまいました」と振り返っていた。

社会

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