【札幌】川崎からMF三好獲得決定…下部組織から一筋も「成長につながる」

札幌・宮の沢のクラブハウスを訪れたMF三好
札幌・宮の沢のクラブハウスを訪れたMF三好

 J1北海道コンサドーレ札幌が、今季のJ1王者・川崎からMF三好康児(20)を獲得することが決まった。21日、三好が札幌・宮の沢のクラブハウスを訪れ、期限付き移籍での契約に合意した。2020年東京五輪の代表入りが期待される川崎一筋のドリブラーは、さらなる成長のために初の移籍を決断。また、同じく獲得を目指していたJ1浦和MF駒井善成(25)の期限付き移籍での来季加入が内定した。

 初めて訪れた雪の札幌で、三好が新天地での飛躍を誓った。21日午前に札幌に入り、メディカルチェック後、宮の沢を訪れた。クラブハウスと事務所を回り、「雪には驚いたけど、サッカーに十分打ち込める施設」と好印象を口にした。移籍決断の理由を「このチームで新たにポジションを奪えば、成長につながると思う」と明かした。

 川崎で生まれ、U―12から川崎の下部組織で育った。愛着あるチームを離れることになるが、それよりも強い思いがあった。「まずは自分自身、もっと試合に出たいと思ったので」。今季リーグ戦出場は13試合にとどまり、先発は6試合。選手としてレベルアップを図るために、札幌からの誘いを受け入れた。

 来季、前浦和監督のミハイロ・ペトロヴィッチ氏(60)が指揮を執ることにも心をかき立てられた。「監督も代わるので、その中で自分が力をどれだけ発揮できるか試してみたかった」。今季16年ぶりJ1残留を果たしたメンバーの大半は残るが、監督が代われば、定位置争いは横一線の実力勝負になる。来年1月15日に始まる沖縄キャンプから存在感を示し、激戦を勝ち抜くつもりだ。

 札幌加入の正式発表は22日以降になる見通し。この日夕方の便で帰京する強行軍だったが、「札幌の三好」としての第一歩を踏み出した。高い技術と卓越した速さで局面を打開できるドリブルと、利き足の左から繰り出す強烈なシュートに、札幌は早くから注目し、獲得の機会をうかがってきた。待望の新戦力加入は、J1定着への大きな利となる。(砂田 秀人)

 ◆三好 康児(みよし・こうじ)1997年3月26日生まれ、神奈川・川崎市生まれ。川崎U―18から2015年にトップ昇格。同年4月4日の新潟戦でプロ初出場。同10月25日のJ3藤枝戦でJ初得点。16年7月2日の仙台戦でJ1での初ゴールを挙げた。J1通算31試合出場5得点。U―15、16、17、19で日本代表歴がある。167センチ、64キロ。左利き。

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