平野歩夢「金」&片山来夢「銀」&戸塚優斗「銅」…日本7季ぶり表彰台を独占

◆W杯スキー スノーボード・ハーフパイプ(21日、中国)

 スノーボード・ハーフパイプ(HP)決勝が中国の張家口・密苑で行われ、男子は14年ソチ五輪銀メダルの平野歩夢(あゆむ、19)=木下グループ=が97・75点で今季2勝目、通算3勝目。2位に片山来夢(らいぶ、22)=バートン=、3位に戸塚優斗(16)=ヨネックス=が続き、日本勢が同種目男子で7季ぶりに表彰台を独占した。女子は冨田せな(18)=新潟・開志国際高=が87・00点で2位となり初の表彰台に立った。

 平野が貫禄十分のW杯2連勝を決めた。1回目に縦2回転横4回転の大技を交えた演技で95・50点を記録。高得点で他選手にプレッシャーを与えつつ、2回目はさらに精度を高めた。冒頭のジャンプで高々と上がって十分なスピードをつけると、縦2回転横4回転を難なく決め97・75点。「昨季は試合に出られなかった分、集中して練習した結果が今、表れている」と満足げにうなずいた。

 米国でプロ大会に出場し、18日朝に直接中国入り。移動疲れも見せず、圧倒的な演技構成と完成度を発揮した。06年トリノ、10年バンクーバー五輪金メダルのショーン・ホワイト(米国)ら強豪の多くが欠場していても、全く手は抜かなかった。2位に片山、3位に戸塚が続き、日本勢男子で7季ぶりの表彰台独占。昨季はスノーボード界で不祥事が続き、全日本スキー連盟がチームの活動を一時休止した。実戦機会が少なかった分、各自でトレーニングに励んできた。地道な雌伏期間が、平昌五輪を前にした好調につながっている。

 平昌五輪の出場枠はW杯の結果で振り分けられる。表彰台独占により、男子の4枠は「9割方手中にした」と日本代表の治部忠重コーチ(46)。22日に第1弾の内定選手が発表される予定で、今季W杯2勝の平野は選出が確実となっている。平昌でソチ銀に続く五輪2大会連続表彰台に挑むエースは「残りは限られている。大会結果より、五輪に向けた練習をできれば」と狙いを定めた。

 ◆スノーボードW杯男子HPの表彰台独占 11年2月18日のストーンハム大会(カナダ)以来。同大会は〈1〉青野令〈2〉平岡卓〈3〉藤田一海の順だった。過去には、地元開催だった07年2月18日の富良野大会で〈1〉青野令〈2〉工藤洸平〈3〉国母和宏で独占した例がある。

 ◆平昌五輪のスノーボード男子ハーフパイプ 30人で争われ、各国・地域の出場枠は最大4。2月13日午後1時から予選、14日午前10時30分から決勝が行われる。98年長野大会から正式種目に採用され、日本勢のメダルは14年ソチ大会銀の平野、銅の平岡卓の2つ。

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