【ソフトバンク】千賀、270万円から46倍“お化け昇給”球団の育成出身初の1億円超え

契約更改で1億円の大台を突破し、笑顔でポーズをとる千賀
契約更改で1億円の大台を突破し、笑顔でポーズをとる千賀

 ソフトバンク・千賀滉大投手(24)が21日、ヤフオクD内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万円増の1億2500万円でサインした。球団の育成出身選手では初の1億円到達。球界全体でも25歳シーズンでの大台はロッテ・西野と並ぶスピード記録となった。

 「年俸270万円から始まって、ここまで上がるのは不思議な感覚です」。愛知・蒲郡(がまごおり)高ではまったくの無名だった右腕。地元にあるスポーツ用品店の店主の推薦が、プロ入りにつながったのは有名な話だ。育成ドラフト4位で入団した6年前から46倍と恐ろしい昇給。「1月の明細を見ないと分からないですね…」と静かに喜びをかみしめた。

 3月のWBCに初出場し、日本勢では唯一のオールスター(ポジション別優秀選手)に選ばれた。背部痛に苦しめられたものの、シーズンは13勝4敗で初タイトルとなる勝率第1位に輝いた。交渉では、試合のない月曜日にヤフオクD近くの公園で投手練習を行うことがある現状を問題視。「公園で練習して、翌日の試合で『足をやっちゃったらどうしよう…』と思う」と環境改善も要望した。

 一流の仲間入りを果たしても、慢心はない。先発投手としてこだわりを持つのが防御率。「来年は(菊池)雄星さんが持っていった最優秀防御率を取りたい」と具体的な目標を定めた。落差の大きい決め球お化けフォークとは真逆の“お化け昇給”で、数多くの育成選手に夢と希望を与えた。(長田 亨)

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