白鵬の張り手、張り差しに生放送で横審委員が強い不快感…「ルールを見直すべきと協会に伝えた」

御嶽海(左)に張り手する白鵬
御嶽海(左)に張り手する白鵬

 大相撲の横綱審議委員会の山内昌之委員が21日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)に生出演し、横綱・白鵬(32)=宮城野=の相撲内容を「相撲の美学から異質なものになっている」と断じた。

 20日に開かれた横審の臨時会合では北村正任委員長(76)が会見で相撲の取り口にも注文。同委員長のもとには多くの投書が寄せられていると明かし、「張り手、かち上げは15日間で10日以上もあり、こういう取り口は横綱相撲とは到底言えないだろうと。『美しくない』『見たくない』というものだった」と報告。「白鵬自身の自覚を促すよう、協会としても工夫、努力をしてほしい」と苦言を呈した。

 スタジオで山内委員は「禁じ手でないからと言って何をやってもいいのか」とし張り差し、張り手を問題視し「40回優勝したけど、偉業なんです。それを祝福しようとか盛り上がっていかに素晴らしいかいう機運がないでしょ。それは悲しいことですが、それは相撲内容に関わっている」などと断じた。

 さらに「彼の相撲は簡単に言えば、勝たなくてはいけない。これは大事なんだ。そっから言えば勝つためであれば、技で禁止されていないものや立ち合いは何やってもいいということになる。そこで張り手、張り差しといった本来あってはならない、横綱がですよ。こういうものを多用することによって勝つわけです」と指摘した。

 その上で「しかし、考えてみるなら、もし、何やってもいいとなれば、下位の力士が横綱に張り手や張り差ししてもいいとなる。その時に白鵬はどういう態度を取るか。相撲のためだ仕方ないと泰然自若として受け入れるか。何だ下位の力士がオレに張り手なんてけしからん、と。恐らく後者でいう可能性がある。そうなった場合に自分の都合のいいところでは何やってもいいとし、下位力士にはハンデを与える。弱い者は結局、それに従わざるを得ない。こういうような土壌が今の問題となっていることにつながりかねない」と見解を示し、横審の臨時会合でも「相撲のあり方が力士の社会性、人間性と関わっているという点に大きな話題になった」という。さらに会合では「張り差しや張り手を力士として使う技ではないんじゃないか」との意見が出たという。さらに山内氏は「横審の中では張り差しや張り手を許すようなルールを見直すべきではないかということは協会側には伝えてあるんです」と明かしていた。

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