青森山田FW中村駿太は柏U18からの“転校生” V2へ「やるしかない」

青森山田の攻撃の核となるFW中村
青森山田の攻撃の核となるFW中村

◆全国高校サッカー選手権大会 ▽2回戦 青森山田―草津東(18年1月2日・フクダ電子アリーナ)

 前回大会で初の全国制覇を果たした青森山田は、今季もU―18プレミアリーグ(PL)イーストで3位に入るなど力を見せ、優勝候補として選手権を迎える。チームの得点源、FW中村駿太(3年)は昨季までPLのライバルチームだった柏U―18に所属。青森山田の優勝を見て、編入してきた異色のエースだ。最初で最後の選手権。自慢の突破力で得点を重ね、チームを再び全国の頂点に導く。

 相手の激しい守備をものともせずに突き進む。172センチ、66キロと決して大柄ではない体格でも中村は当たり負けしない強さで、貪欲にゴールを狙い続ける。今春、柏ユースを離れ、青森山田高に転校し、U―18プレミアリーグで5得点。最初で最後となる選手権へ「求められているのは得点やアシストとか、結果に左右するところ。みんなを助けてあげたい」と、得点量産を誓う。

 Jリーグ柏の下部組織で、小、中と世代別の大会で得点王を経験した。丸刈り頭の風貌(ふうぼう)から「柏ユースのロナウド」と注目されてきた。だが、青森山田が全国制覇した前回大会を見て「僕に足りないものがある」と転校を志願。異例の決断だったが、前所属の協力もあり、3月下旬に青森山田高への編入がかなった。

 1トップとして、PL開幕節の浦和ユース戦(2―3)でゴールを決めるなど、すぐにチームに溶け込んだ。「チームのみんなや関係者の方々をはじめ、本当にお世話になった。1年間はあっという間だったけど、本当に感謝しかない」と話す。

 PLは最終節(10日)のF東京U―18戦に2―3で敗れて3位。連覇を達成できず、「点を取れなかった自分の責任」と悔しさをあらわにしながら「わがままに見えるかもしれないけど、選手権ではもっと積極的に行きたいと思っている」と連覇を目指す選手権でのリベンジを誓った。

 同じブロックには総体王者で同郷の選手も多い流通経大柏(千葉)など、強豪がそろう。それでも動じることはない。「勝つのが当たり前のチームだと思っている。(相手に関係なく)やるしかないと思っている」と気合十分。来春からはJ2山形でプロになる。その前に、憧れだった舞台で自らの力を出し、王者・青森山田の力を再び全国に見せつける。(遠藤 洋之)

 ◆中村 駿太(なかむら・しゅんた)1999年5月10日、千葉・佐倉市生まれ。18歳。青森山田高3年。4歳からサッカーを始め、柏レイソルU―12で2011年全日本少年サッカー大会優勝と得点王。同U―15で13年日本クラブユース選手権得点王。同U―18在籍時の16年、U―19アジア選手権の日本代表に選出され、優勝に貢献。今春から青森山田高に転校。卒業後はJ2山形に入団が内定。172センチ、66キロ。家族は両親と姉、妹。

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