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【有馬記念】「キタサンブラック 王者のままで~名馬への歩み~」<4>異例のハード調教!坂路3本乗りで17年初戦の大阪杯制す

キタサンブラック(中)は危なげない勝ちっぷりでG1・4勝目を挙げた
キタサンブラック(中)は危なげない勝ちっぷりでG1・4勝目を挙げた

◆第62回有馬記念・G1(12月24日・芝2500メートル、中山競馬場)

 「当然うれしさはあったけど、『よくやってくれた』と、ホッとした気持ちが大きかったです」。調教師の清水久詞は、キタサンブラックにとってラストイヤーとなる17年の初戦、大阪杯をこう振り返った。好位3番手から直線で悠々と抜け出す横綱相撲。前年度の年度代表馬らしい走りだった。

 この中間、クローズアップされたのが坂路の一日3本乗りだ。清水の師匠、調教師の浜田光正が1993年、ビワハヤヒデの菊花賞前に導入したことが有名だ。当時と負荷は違うが、近年には例のないハードなメニューだ。その裏には、重圧に向き合った清水の決意があった。

 「年度代表馬として、ぶざまな競馬をできません。この頃から、プレッシャーが大きくなりました。びっしりと攻めて、話題にもなりましたから。結果次第では『アホなことやりよって』と言われる。そういう意味ではブラックに感謝ですね」。守りに入らずに、あえてハードな調教を課す「攻め」に出て、きっちり答えを出した。

 オーナーの北島三郎への感謝も尽きない。「これだけの馬を管理することは、なかなかできない。しかもオーナーが一切口を挟まず、好きなようにやらせていただけるんです。ありがたい限り。3本乗りもそう。いろいろと調教を考えながらね。やりがいがありますよ」

 鍛えた効果を、主戦の武豊も感じ取った。「さらに強くなったなと感じた。どんどん強くはなっていたけど『まだ強くなるのか』と」と目を丸くしたが、調教担当の騎手、黒岩悠は余力を感じたという。「まだ春3戦の初戦でしたから。具合がめちゃめちゃいい訳ではなかった気がします。力通りかなとは、思いましたが」。年度代表馬として初めてのG1勝利は、完成形が近づくなかで当然の結果だった。(敬称略)

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