【有馬記念・宮崎が見た】キタサンブラック、シュッと伸びた!有終Vへ絶好!

キタサンブラック(手前)は鋭い反応で半馬身抜け出してフィニッシュした
キタサンブラック(手前)は鋭い反応で半馬身抜け出してフィニッシュした

◆有馬記念追い切り(20日・栗東トレセン)

 有馬記念(24日、中山)が引退レースとなるキタサンブラックは栗東のCWコースで追い切りを行い、ゴール前で併走馬を半馬身かわしてフィニッシュした。正真正銘の最終追い切りを、宮崎尚行記者がコラム「見た」で分析した。

 「おっ」と思ったのは、最終追い切りのフィニッシュ直前だった。キタサンブラックはいつも通り栗東・CWコースで、ビップレボルシオン(6歳1000万)を2馬身追走。馬なりで進めて直線で外から馬体を併せた、そのあとにグイッと伸びきって、半馬身抜け出した。

 「促したらシュッと反応してくれました。本当に促しただけ」。黒岩(レースは武豊)の言葉と、最後の動きがガチッとはまった。いわゆる「シュッと抜け出す」形は最近、見られなかった。6ハロン86秒1と時計は目立たないが、追い切りの中身は高く評価できた。

 以前、黒岩がこう漏らしたことがあった。「今年に入ったくらいから、調教でソラ(気を抜く面)を使うようになりました。(併走馬と)並んでからフワッとして。調教(の動き)からは安心できているわけではないけど、レースに行けば結果を出してくれる」と強調した。

 今年、格下に首差遅れた大阪杯、何とか併入した天皇賞・秋で勝ち切ったように、キタサンブラックは実戦タイプ。ただ今回と同様、スッと併走馬を半馬身離して先着したのが今年の天皇賞・春の最終追い切り。本番ではディープインパクトのレコードを更新しての完勝だった。

 調教で動かなくてもいいが、動けばなおいい。この日、清水久調教師は「秋3走目ですからね。それほど、目いっぱいにやる必要もない。いい状態できています」とうなずいた。時計を物足りないと思うかもしれないが、負荷をかけた1週前、中間4本しっかり調教を積めたことを踏まえれば十分。文句なしの10点満点の評価だ。(宮崎 尚行)

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