上野動物園でシャンシャン公開 初日は約1400人が観覧

 上野動物園(東京都台東区)で6月12日に誕生したジャイアントパンダのシャンシャン(香香、雌)と母親のシンシンの一般公開が19日、始まった。平日だったことに加え、同園では初となる抽選による限定公開となったため、大きな混乱などはなく、初日は約1400人の来園客が観覧した。

 誕生から190日。これまでは映像でしか成長の様子を確認できなかったシャンシャンが、ついにお披露目された。午前9時45分、列の先頭に並んでいた20人ほどがパンダ舎の中へ。シャッターが開き、木の上に登っていたシャンシャンの姿が目に留まると「かわいい!」という歓声と、スマートフォンのシャッター音が舎内に響き渡った。

 午前7時に表門前に到着し、先頭グループで観覧した台東区の会社員・増井孝充さん(50)は「『寝てても仕方ないな』と思っていたら、木の上でクルクル回っていた。いよいよ『パンダ劇場』が開幕しましたね」と興奮気味。1972年、同園に最初のパンダであるランラン、カンカンが来たのを見て以来のパンダ好き。ツイッターでグループを作り、当選した仲間3人と「最初の目撃者」となったことを喜んだ。

 シャンシャンより8日早い6月4日に誕生した娘・みうちゃん(6か月)を連れて来園した横浜市の諏訪園哲さん(26)、ひとみさん(28)夫婦は「初日に見られてうれしい。“同級生”の娘も、一生懸命見ていました」。抽選には外れたが、どうしても初日に見たいと全身「パンダルック」で入り口に立ち、人数に余裕がある組(1組5人まで観覧可能)に同行して滑り込んだ横須賀市の会社員・西谷冴子さん(23)は「物心ついた時からパンダマニア。小さくてかわいい今のうちに見られて良かった」と喜んでいた。

 公開は来年1月末までは1日2時間半の限定で、観覧できるのは各日400組(最大2000人)。この日は約1万8300組の申し込みに対し、468組1419人が観覧。倍率は約46倍だった。30分ごとに約80組がパンダ舎に並び、4~5組ずつ中へ進んだが、混乱はなかった。

 シャンシャンは非公開エリアに引っ込むことはなく、シンシンとじゃれ合うなど観覧終了間際の正午ごろまで元気に動き回り、アイドル性も十分。動物園では来年2月以降、母子の様子次第で公開時間の延長も検討しており、渡部浩文副園長は「最終的には事前抽選でない方法を考えたい」と話している。

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