47杯ヤリイカの季節!パラソル級が待っている…葉山・あぶずり港長三朗丸

多点掛けでヤリイカを上げた木村さん(長三朗丸で)
多点掛けでヤリイカを上げた木村さん(長三朗丸で)

 相模湾のヤリイカが順調に乗っている。葉山・あぶずり港の報知指定・長三朗丸の乗合船では、洲崎沖や沖ノ瀬を狙い、今月1日に20~48センチ15~47杯、14日にもトップ40杯を記録。40センチ級の大型も交じり、釣り人たちを楽しませている。好ポイントの沖ノ瀬では、速い潮の流れも落ち着き、大型の数釣りが期待できるベストシーズンに入った。

 あぶずり港を出て約1時間、沖ノ瀬に到着した。一帯は十数隻の船でにぎわう。栗飯原有詞船長(27)は魚探で反応を見つけると、「どうぞ、水深185メートルです」とアナウンス。釣り人たちは、先を争うように150号のオモリを投げ入れた。

 着底して糸フケを巻き取ると、すぐにクンクンとかすかなアタリが伝わってきた。「着乗り」だ。水平まで上げた竿先にズッシリと重みがかかり、巻き上げ中もグングンと引く。大型の予感。5本ヅノのブランコ仕掛けに40センチ級ヤリイカと30センチ級のスルメが一荷で乗っていた。群れに当たったようで、船内には次々とイカが取り込まれていく。

 栗飯原船長は、魚探の反応を見ながら、仕掛けがピンポイントで群れの中へ入るように操船していく。反応が消え群れから外れたと見ると、すぐに船を入れ直す。「今は潮が速く、すぐにポイントから外れてしまいますが、群れをダイレクトに狙うことで、着乗りが多くなります。初心者にも取れる可能性が高くなりますね」と話す。

 左舷船尾では世田谷区の木村孝一郎さん(48)が、6杯掛けで上げた。イカ釣り歴はまだ1年の木村さん。昨年12月に初めてのヤリイカ釣りで3杯を上げ、自宅で食べた時の味が忘れられずイカ釣りにはまった。今シーズンは9月から直結仕掛けに挑戦して、これで8回目の釣行。この日も直結で狙っていた。「取り込みがうまく行くと数が増えて『征服感』がある。バラすと悔しさがあるから面白いね」という。結局、22杯釣った。

 長三朗丸では、沖ノ瀬から洲崎沖を中心に釣っている。潮や風向きによっては江の島沖や城ケ島沖まで広範囲を狙う。1日には20~48センチを15~47杯、14日もトップ40杯と好釣果が出た。ほかの日も20杯超えを記録している。栗飯原船長は「全体的に昨年より群れは多いです。40センチオーバーの良型も乗っていますね。50センチ近いパラソル級も増えてきます。今後は沖ノ瀬で潮が緩くなり、数釣りが期待できますよ」と、自信を見せていた。(田中 清)

 ◆ヤリイカ釣りの基本的なタックル

 ▽竿…2メートル前後の専用のもの▽リール…中型電動タイプ▽道糸…PE3~4号400メートル以上▽仕掛け…ブランコは幹糸5~6号、ハリス3~4号6~10センチ、プラヅノ11センチ、直結は幹糸5~6号、ツノの間隔は1・3~1・5メートル。オモリ150号。

 ◆めも ヤリイカ釣りの近況、乗合船はあぶずり港長三朗丸(TEL090・3349・4882、HPはQRコード参照)。乗合船は午前7時出船。料金は1万円(氷別)。駐車場完備。

 このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

 栄ノ浦港早川丸(TEL0470・29・1095)

 片瀬港島きち丸(TEL0466・25・9642)

 早川港平安丸(TEL0465・22・0676)

 真鶴港誠いち丸(TEL0465・68・2432)

 古宇港吉田丸(TEL055・942・2565)。

 勝浦港勝丸(TEL0470・73・0483)ではリレー船で狙う。

 長井港辰丸(TEL046・856・2778)は、希望があれば出船する。

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