甲斐氏、アンナと最後まで争う「金が取れないなら和解ありえない」

 歌手でモデルの土屋アンナ(30)が主演する舞台「誓い~奇跡のシンガー~」が上演中止になった騒動について、製作側代表で脚本・演出担当の甲斐智陽(かい・ちよう)氏(63)が土屋側に損害賠償を求めた民事訴訟で、和解に向けて続けられてきた非公開協議が8日、東京地裁で行われた。終了後、甲斐氏はスポーツ報知の取材に「カネが取れない和解なんてありえない」と話し、最後まで争う姿勢を明らかにした。

 和解協議の進展どころか、法廷に舞台を戻してバトルを再開する可能性が浮上した。甲斐氏は「カネが取れない和解なんてありえない。こちらの言い分が通ってこそなんで。(上演中止で)被害をかぶってるのはこっちなんだから。じゃあ、最後までやりましょうってことだよ」とぶちまけた。

 騒動が表面化したのは昨年7月。8月上演予定の主演舞台の稽古に土屋が無断で欠席したとして、製作側が上演中止を発表した。濱田朝美さんの著書「日本一ヘタな歌手」の舞台化だったが、土屋側は濱田さんから「台本を見ていないうえ(舞台化を)承諾もしていない」と連絡を受け、製作側に配慮を申し入れたところ、一方的に中止が発表されたと反論。製作側は承諾を得ているとし、真っ向から対立した。

 その後、甲斐氏ら製作側が土屋と所属事務所を相手取り、3026万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こし、騒動は法廷へ。これまで3度口頭弁論が行われ、甲斐氏は毎回出席。土屋側は代理人弁護士が出席し、主張を戦わせてきた。

 今年3月3日の第3回で、小林久起裁判長が、著書で描かれた障害者が歌を目標に生きる姿に双方とも共感して舞台化が進められたはずと指摘し「尊い気持ちでやってるわけだから、原点に戻って話し合いを含め検討する余地はないのか」と呼びかけ、以降は非公開で数回協議を続けてきた。

 甲斐氏は「カネは入りません。すいませんでした、じゃねえ。9対1とか8対2ならいいけど」と話し、損害賠償請求額の80、90%が支払われるような条件での協議になっていないことを示唆。次回の非公開協議の日程も決まっているというが「法廷に戻って争うことになるのか」との問いに「そうだな」と明言した。

 一方、土屋の所属事務所は、非公開協議が継続中であることを認め「こちらとしては裁判所のご指導に従うつもりでいます」とコメントした。

 ◆土屋アンナの主演舞台降板騒動

 ▼13年7月29日 製作側が、土屋の主演舞台の上演中止を発表。土屋が稽古を無断欠席したためと説明した。土屋側は事実無根の内容と反論。

 ▼同日深夜 舞台原案の著者・濱田朝美さんがブログで「土屋アンナさんは全くの無実です」と擁護。

 ▼8月9日 甲斐氏ら製作側が、土屋と所属事務所を相手に3026万円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に提訴。10月7日に第1回口頭弁論、12月11日に第2回口頭弁論。

 ▼14年3月3日 第3回口頭弁論で裁判長が和解勧告。

 ▼4月21日~9月8日 非公開協議。

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