ASKA被告初公判で発言、栩内被告は「大事な存在」

 覚醒剤取締法違反などで起訴され、保釈中の歌手・ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が28日、東京地裁で行われた。同被告は起訴事実を全面的に認め、ファンや関係者への謝罪も述べたが、ともに逮捕、起訴された愛人の栩内香澄美被告(37)に対しては「大事な存在」と今も恋愛感情を持っていることを明かした。検察側は懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は9月12日に言い渡される。

 黒のスーツに黒ネクタイ、黒縁めがねという保釈時と同じスタイルで出廷したASKA被告。精気のない顔で淡々と質問に答えていたが、覚醒剤を使用した容疑を否認している栩内被告に質問が及ぶと、それまでかすれ気味だった声に力がこもった。

 「セックスの時に使った?」「知らない間に飲ませた?」などと、一緒に覚醒剤を使用したことを執拗(しつよう)に追及する検察側に「ありません」の一点張り。「食べ物や飲み物に混ぜて飲ませたことは?」という質問には「そんな卑怯(ひきょう)なことはしていません」と声を荒らげた。

 検察側は続いて、今年4月に栩内被告からASKA被告へ送られたメールの文面を公開した。

 「私にしたの気付いてるんだよ。あれから寝られなかった理由が判明した」(4月20日)

 「なのにあんなひどいことするんだ。娘には絶対にさせないことを」(同29日)

 ASKA容疑者が栩内被告が気づかないように覚醒剤を使用したことをにおわせるようなこのメールについては「(週刊誌の)報道以降、時々そのようなメールが来るのでまた始まったかという感じでした」とかわした。弁護側の質問では29日のメールに「そんなことをした覚えはない。妄想を膨らませるのはやめてほしい」と返信したと明かした。栩内被告が独自に入手した可能性について問われても「彼女にはそういう手段は『ないだろう』。いえ、『ないはずだ』に訂正させてください」と全面否定した。

 なぜそこまで“愛人”を守るのか。検察官の質問でその疑問が解ける。

 検察官(以下検)「彼女のことをどう考えてますか?」

 ASKA被告(以下A)「大事な存在だと思っています」

 検「大事で、好きな人ですか?」

 A「はい」

 検「今後の関係は?」

 A「話さなければいけないことがたくさんあるので、ここで話すのは無理です」

 検「まだ決めてない?」

 A「はい」

 更生には家族の支えが不可欠といわれる状況で、愛人への未練を口にした。

 この日の公判では、一緒に覚醒剤を使用したと証言した「第2の愛人」の存在や、入手先の暴力団についての質問は出ず、起訴事実を認めたため即日結審した。しかし、証人として出廷も検討していた洋子夫人は体調不良を理由に欠席。陳述書で「娘、息子と一緒に寄り添い、夫を支えていく」と訴えたが、栩内被告への思いをいまだ断ち切れていないASKA被告は本当に再生できるのか?

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