ASKA被告初公判の焦点「反省と新事実」傍聴券倍率最高も

 覚醒剤取締法違反などで起訴され、保釈中の歌手・ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が28日午後、霞が関の東京地裁で行われる。国民的人気歌手の裁判とあって、地裁では午前11時締め切りで傍聴券抽選の整理券を、2009年の酒井法子(43)裁判以来となる近くの日比谷公園で配布。記録的な数の傍聴希望者が見込まれる。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、裁判のポイントを「ASKA被告が反省しているか。新事実が出るか」と指摘した。

 音楽界だけでなく、日本中に衝撃を与えた天才アーティストの薬物事件。きょう28日、ASKA被告が初めて法廷に立つ。

 東京地裁で行われる注目度の高い裁判は、通常、入り口前で傍聴券抽選の整理券が配布される。だがオウム真理教・麻原彰晃死刑囚ら、特に注目度が高い裁判は日比谷公園で配られる。今回も数千人単位の傍聴希望者が現れるとみられ、ナンバー入りのリストバンドを配る方式だ。

 同被告は覚醒剤の所持、使用ともに認めており、法廷でも起訴事実を認めるとみられる。若狭氏は第1のポイントについて「ASKA被告が本当に反省しているのかどうか」を挙げる。

 同被告は「20年以上前から覚醒剤を使用している」ことや、暴力団関係者から購入したことも供述。今月21日には同被告に薬物を売ったとして暴力団関係者ら2人が逮捕されたことが明らかになっている。

 「確かに反省しているようには見える」としながらも「ASKA被告は、栩内被告と一緒に覚醒剤を使用したことは認めていない。すべてを正直に話しているフリをして栩内被告をかばっているのかもしれない」と話す。「ASKA被告の反省が本物かどうか、裁判官が見極めることになる」という。

 第2は新事実の有無。入手経路も明かしたASKA被告は、別の愛人と薬物を使っていたことも供述している。「栩内被告が起訴事実を否認している以上、検察は法廷の場でASKA被告から栩内被告について新しい供述を引き出そうとするはず」とみる。「栩内被告の裁判を有利に進めるため、検察も必死にやるでしょう」と激しい攻防戦を予想した。

 裁判は即日結審するとみられ、量刑も懲役3年が妥当とされる。「いずれにしても執行猶予がつくでしょう」と若狭氏。酒井のケースでは懲役1年6月、執行猶予3年だった。ASKA被告の場合は「長年使用していて症状が重い場合は保護観察がつく可能性がある」と予測した。

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