ASKA被告47日ぶり保釈、薬物から完全脱却誓う「二度と同じ過ちしない」

 覚醒剤取締法違反などの罪で起訴された歌手のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)が3日夕方、勾留先の警視庁東京湾岸署から47日ぶりに保釈された。保釈金は700万円で即日納付された。ASKA被告は、集まった取材陣やファンの前で深々と頭を下げたが、言葉は発せず。迎えの車で湾岸署を離れると、都内のホテルに入り、追跡する取材陣から姿をくらまし、千葉県内の病院に入院した。その後、書面で「私は二度と同じ過ちをしないと決意しています」とのコメントを出した。

 午後4時53分、200人以上の報道陣と約30人のファンの視線が集まる中、ASKA被告が湾岸署の扉から姿を現した。堰(せき)を切ったようにフラッシュが光ったが、真っすぐ正面を見据えて動揺の色はなく、勾留中の規則正しい生活で薬が抜けたのか、顔色は健康的。スーツにネクタイ姿でビジネスマン風だ。

 正面に立つと、約5秒間、深々と一礼。その後、体を起こすと再度会釈をして、迎えの車に向かった。報道陣からは「歌を続けるんですか?」「ファンに一言お願いします」などの質問、ファンからは「ASKA様~!」「ちゃんとご飯を食べてね」の声が飛んだが、何も聞こえていないかのように全く反応することなく車内へ。この間、約40秒。乗り込む瞬間に、もう一度、軽く頭を下げたのがうかがえた。

 すぐさま、上空のヘリ3機、10台以上のバイクやハイヤーなどがASKA被告の動向を捉えようと追跡を始めたが、20分ほどで都内のホテルの地下駐車場に入った。車を乗り換え、そのまま別の場所へ向かったとみられる。

 「おわびの言葉」はその後、書面によって発表。そこで薬物からの「完全脱却」を誓った。「私は二度と同じ過ちをしないと決意しています」とキッパリ。「これまで私の音楽を聞いてくださったファンの皆さま、関係者の皆さまに、今回の事件でご迷惑とご心配をおかけしましたことについて心よりおわび申し上げます」とコメントした。

 取り調べでは「眠気をとって集中するため、2、3年前から覚醒剤を使った」と認めている。長期間にわたって常用していたことから、完全に薬物を断ち切るのには強い意志が必要。2日に東京地裁が初公判を8月28日に行うことを明らかにしたが、ASKA被告は「決意をさらに強くしていくために、私は裁判まで医師の指導を受けます。そして自分に向き合いたいと思います」と表明した。

 ◆保釈 1948年制定の刑事訴訟法に定められており、推定無罪の見地からなる制度。被告人が証拠を隠滅したり逃亡するおそれがないと裁判所が判断した場合、裁判所が定めた保証金を納めるのと引き換えに認められる。保証金のほかに身元引受人が必要。金額は被告人の資産などを考慮して決定され、半数以上が150万~300万円。保釈中は海外旅行は禁止され、国内旅行も3日以上の場合は届け出が必要。09年に覚醒剤取締法違反(使用、所持)で逮捕された女優の酒井法子(43)の保証金は500万円。同年に麻薬取締法違反(所持)などの罪で逮捕された元俳優の押尾学(36)は1000万円だった。

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