安西マリア、意識不明も自力呼吸戻る

 危篤状態になっている歌手・安西マリア(60)の所属事務所が8日、現在の容体を説明し、意識は戻っていないが自力呼吸できている状態であることを明らかにした。

 安西は2月20日午後8時半ごろ、自宅で心臓の痛みを訴え、自身で119番通報し、都内の病院に救急搬送された。「急性心筋梗塞」と診断された。心停止したが、除細動器などの治療で蘇生し、一時は反応が戻った。

 その後、3日間にわたって低温療法、冠動脈再灌(かん)流療法などの集中治療を受けたが、現在も意識は戻っていない。医師からは「自力呼吸もでき、生命維持はされている」と説明を受けたという。現在は高齢の家族が経過を見守っている。所属事務所は「予断を許さない状況は変わりません」としている。倒れてから2週間以上、意識はないが自力呼吸はできていることから、植物状態に近いとみられる。

 安西さんは昨年1月にテレビのバラエティー番組で過去に8年間、うつ病と闘っていたことを告白。認知症を患う実母の介護疲れが原因だった、と明かしていた。体調が心配されたが、関係者によると、倒れる直前までライブに出演するなど元気に生活していたという。

 73年に歌手エミー・ジャクソン(68)の歌をカバーした「涙の太陽」でデビュー。50万枚のヒットを記録し、同年の日本レコード大賞新人賞を受賞した。

 ◆除細動器 心臓の心室が小刻みに震えて全身に血液を送ることができなくなる心室細動などの不整脈に対し、電気的刺激を与えることで回復を図る医療機器。近年、公共施設などに設置されるようになったAED(自動体外式除細動器)は、一般市民でも使用可能な除細動器の一つ。

 ◆脳死と植物状態 脳死は、脳幹を含めた脳全体の機能が失われ、二度と元に戻らない状態。薬剤や人工呼吸器などによって心臓を動かすことは可能。海外では脳死を「人間の死」とすることが多いが、日本では臓器を提供する場合に限って「人間の死」と認めている。一方、植物状態とは意識はないものの脳幹の機能が残っており、自ら呼吸をすることができる。また、回復することもある。

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