三津五郎、すい臓に腫瘍!「九月大歌舞伎」降板し治療専念へ

 歌舞伎俳優の坂東三津五郎(57)が、すい臓腫瘍の治療のため、東京・新橋演舞場の9月公演「九月大歌舞伎」(1~25日)を降板することが26日、松竹から発表された。関係者によると今週にも入院するという。この日、三津五郎はマスコミ各社にファクスを送り、「しばらくお時間を頂戴したく存じます」とコメント。治療に専念し、一日も早く舞台に戻ることをファンに誓った。

 今月24日まで東京・歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」で、座頭として舞台を引っ張っていた三津五郎が、実は病気を患っていた。

 ファクスによると、7月に定期の健康診断を受けた際、すい臓に腫瘍が見付かり、医師から「入院加療を要する」との診断を受けた。腫瘍が良性か悪性かは分かっていないそうで、今週にも入院して精密検査を行う。

 このため、9月の公演を降板。さらに同27日に歌舞伎座で行われる「歌舞伎座特別舞踊会」の出演も取りやめることになった。11月には巡業、12月には歌舞伎座での公演が予定されているが、体調を見ながら出演するかどうかを決めていく。

 今年2月に死去した市川團十郎さん(享年66歳)が、04年5月に行われた長男・市川海老蔵(35)の襲名披露興行の途中、白血病で倒れた際に代役を務めたのが三津五郎だ。それだけに「これまで代役を仰せつかることはあっても、この五十年病気・怪我(けが)での入院もなく休まず舞台に打ち込めたのは丈夫な体のお陰だと思っておりました」というファクスの言葉には、悔しさがにじみ出ていた。

 不幸中の幸いは、健康診断による早期発見だった、ということ。「すい臓の病気としては大変幸運なことだそうです」とし、「この病気の更なる検査、完治に向けての治療のため、しばらく三津五郎にお時間を頂戴したく存じます」。治療最優先のために舞台を降板することを謝罪し、必ず復帰する、と力を込めた。

 「九月―」の昼の部では「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)」で主人公の徳川綱豊を演じる予定だったが、中村橋之助(47)が代役に。橋之助の富森助右衛門を中村翫雀(54)が演じる。また、夜の部では「不知火検校(しらぬいけんぎょう)」の石坂喜内を市川左團次(72)が、「馬盗人(うまぬすびと)」のならず者悪太を翫雀が務める。

 ◆坂東 三津五郎(ばんどう・みつごろう)本名・守田寿(ひさし)。1956年1月23日、東京都生まれ。57歳。2001年、十代目坂東三津五郎を襲名。確かな芝居と舞踊の名手として知られる。女優の寿ひずる、元アナウンサーの近藤サトと結婚するが離婚。寿との間に一男二女があり、娘(守田菜生)は女優、息子は二代目坂東巳之助。池上季実子はいとこに当たる。城郭建築好きは有名で、城めぐりの番組のナビゲーターを務めたり、本を出すほど詳しい。

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