天海祐希、心筋梗塞で緊急入院 芸能生活26年で初降板

 女優の天海祐希(45)が軽度の心筋梗塞のため、都内の病院に入院していることを8日、所属事務所が発表した。東京芸術劇場で出演していた舞台「おのれナポレオン」(三谷幸喜作・演出)は降板した。天海は6日の公演中から体調に異変を感じ終演後、病院で診察を受け入院した。手術の必要はなく、投薬治療で回復を待つ。舞台はこの日夜と9日昼の公演を中止、宮沢りえ(40)を代役に立て、9日夜の公演から再開する。

 見るからに健康そのもの。毎年、理想の上司に挙げられるタフな女性の代表格の天海に思わぬ病気が襲った。連日満員だった野田秀樹主演の舞台「おのれ―」(12日まで)でナポレオンの愛人役だった天海は、6日午後2時の公演中から、体調の異変を感じていた。

 苦痛を覚えながらも舞台を最後まで勤めた。ふだん感じたことのない、だるさなど症状が収まらないことから少し休んだ後、マネジャーの車で都内の病院へ。その場で医師から入院するように言われた。

 精密検査を終え、7日になって「軽度の心筋梗塞」の診断が出た。手術の必要はなく、安静と投薬治療などで経過をみる。順調なら1週間から10日間で退院の時期もみえるという。劇場関係者の話では降板が正式に決まったのは7日深夜だった。

 「善後策を協議する中であと7回の公演を中止しなければならない状況で三谷さん、野田さんが考えてくれ、案を出してくれた」(高萩宏副館長)と言い、その中でセリフ覚えの早さに定評ある宮沢の名前が出てりえ本人の了解を取り付けた。

 宝塚時代、虫垂炎の傷口が治っていなくても、頸椎(けいつい)を痛め、激しい痛みがあっても舞台に強行出演してきた。26年の芸能生活で降板は一度もなかった。それだけに残る公演も「出させてほしい。悔しい」と言い続けたという。しかし「主治医とも話し、しっかり静養して一日も早く元気な姿を見せるのが最優先」(所属事務所)と説得した。

 多くのCMも抱え、ドラマに舞台に長期の休みをほとんど取らずにきた。その代わり、定期的に人間ドックを受けるなど健康には気を使っていた中でのダウン。知らず知らずのうちに疲労が積み重なっていたようだ。

 ◆天海 祐希(あまみ・ゆうき)1967年8月8日、東京都生まれ。45歳。85年宝塚音楽学校に首席入学。87年初舞台。93年史上最短の6年半で月組男役トップスターに。95年12月退団。02年、第44回ブルーリボン賞主演女優賞。「女王の教室」「離婚弁護士」「BOSS」などドラマ主演多数。独身。
◆代役は宮沢りえ ○…天海の降板で、代役は宮沢りえが演じることが決まった。現代劇の新作舞台で公演途中での代役は珍しく、東京芸術劇場は「宮沢さんの勇気あるご英断に心から感謝します」とコメントした。中止した2公演のほか、9日夜以降の公演についても、希望者にはチケット代を払い戻す。9日の午後7時からは全国の映画館でライブビューイングが予定されているが、実施するかどうかは9日の午前中に決める。

 ◆内野聖陽「祈り込めて舞台勤める」 ○…天海と共演していた俳優・内野聖陽(44)はこの日、文書で「とても魅力的に役柄を作り上げられていたので演者一同、残念ですが、彼女の体調が良くなるよう、祈りを込めて残りのステージを勤め上げたい」とコメントを寄せた。天海とは4月のドラマ「女信長」でも共演しており「とてもしっかりと体調管理をされている方で、最近は調子がいいとおっしゃっていたので、ご本人が一番苦しく悔しがっていると思います」と気遣った。

 ◆浦井健治「一日一日前に」 ○…天海と2010年に舞台「薔薇とサムライ」で共演した俳優の浦井健治(31)も、一日も早い回復を祈った。この日、都内で開幕した井上芳雄(33)、山崎育三郎(27)との新ユニット「StarS」による「三大ミュージカルプリンスコンサート」を前に取材に応じ「とても尊敬できる、すてきな方。一つ一つ、一日一日と前に進みお大事にしてください。演劇界全体が慕っている方なんで」とポツリ。

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