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伊藤有希 今季自己最高の6位で復調の兆し「声援がパワーになった」

1本目で好飛躍を見せた伊藤

 ◆スキージャンプ 女子W杯札幌大会(12日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS137メートル)

 個人第6戦が行われ、17年世界選手権銀メダルの伊藤有希(24)=土屋ホーム=が111・5メートル、122・5メートルの合計178・2点で今季自己最高の6位に入った。

 2回目。スタートを待つ伊藤に地元の後押しが聞こえてきた。「声援が(台の)下から聞こえてきて、パワーになった」。迷いなく踏み切り、K点まで0・5メートルに迫る122・5メートルで、1回目の8位から順位を上げた。「6位ではあるけど、ベストリザルトなので。アプローチの滑りも良かった」。第3戦のリレハンメル大会の9位を上回る今季自己最高位に、表情を明るくした。

 ポスト平昌五輪シーズンの今季、スキー板を変える決断を下した。長年親しんできたフィッシャー(オーストリア)製から、フリューゲ(ドイツ)製に変更。昨夏にテストを繰り返し「空中でより浮力を感じられる」という好感触に懸けた。6位の今大会と9位のリレハンメル大会は、ともに滞空時間が長いラージヒルでの開催。新しい板のメリットを生かし、手応えを深めつつある。伊藤は「この成績(6位)だけど、助けてもらっている」と新相棒を大切そうに抱えた。

 次戦の個人第7戦(13日)も、同会場での開催。トップ10入りで得た復調の兆しを、今季初表彰台で確信に変えたい。

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