3度完走の記者が分析! 大きく変わる第9回大阪マラソンのポイント【後編】
「第9回大阪マラソン」(12月1日開催、報知新聞社後援)の組織委員会(第26回)が12日、大阪市内で行われた。今大会からコースが変更になるなど、大きく生まれ変わることになった。過去3度(第3~5回)の完走経験を持つ本紙・筒井琴美記者(29)が、変更点を分析する。
【定員&連続落選者枠の拡大】
前回まで行われていたチャレンジラン(8・8キロ)がなくなり、その分フルマラソンの定員が3万人から3万2000人に増えることになった(個人3万、市民アスリート2000人)。昨年も応募者数が約4倍だった人気マラソンだけに、朗報だろう。また第6、7、8回の3大会連続で落選したランナーを対象に優先的に抽選を行う「連続落選者枠」も1000人増えて4000人に拡大。この抽選で外れても再エントリー不要で一般エントリーに回されるため、落選続きだった人にもチャンスが拡大されるわけだ。
私(筒井)も実際に大阪マラソンを走りながら、「〇回連続落選しました。走りたかったな~」などと書いたボードを手に路上で声援を送る人を目撃したことがある。落選経験を逆に有効活用し、大阪マラソン最大の魅力である途切れることのない大声援を、ランナーとして味わってほしい。
【制限時間とスタート方法も変わる!】
コース変更に伴い、これまで7時間だったフルマラソンの制限時間が変更になる可能性が浮上している。正式には決まっていないが、前回以上に大阪の中心部を走るため交通規制などの影響も大きくなることが大きな理由。松本会長は「よく考えないといけない。大阪マラソンは大阪にとって最大のイベント。なるべく長く走ってもらうのがいい」とできるだけ早く結論を出す方針だ。7時間より短縮されるとなれば、その分対策が必要なランナーも多くなる。制限時間については今後も注目していきたい。
またこれまでは、事前に申告したタイムごとにエリア分けされて一斉スタートだったのが、今大会からはウェーブスタートが採用されることになった。ランナーを約1万人ずつの3グループに分け、9時、同10分、同25分(時間は予定)の時間差をつけてスタートさせる。混雑緩和を1番の目的に、世界中の市民マラソンで採用されている方法で、松本会長は「安全に安心して走れる。スタンダードになってきていて、大阪でもトライしてみましょうということになった」と説明した。
【エントリーは4・5開始】
4月3日から独自基準を満たした市民アスリート枠のエントリーが始まり、一般エントリーは4月5日から5月17日まで行われる。当落発表は6月下旬の予定。今年は9回目にして初めて12月に開催され、新コースもお披露目される。マラソン初挑戦の機会として、さらに魅力的な大会になりそうだ。(筒井 琴美)
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