球技

中田ジャパン、3次L王手「勝ててよかった」リオ五輪銀メダル格上セルビアに逆転金星

全勝のセルビアに勝利し喜ぶ日本チーム

 ◆バレーボール女子 世界選手権第9日 ▽2次リーグ・E組 日本3―1セルビア(10日・日本ガイシホールほか)

 2次リーグ(L)E組で世界ランク6位の日本は、16年リオ五輪銀メダルで同3位のセルビアを3―1で下し2位に浮上した。11日に対戦する4位・ブラジルに敗れても、1セットを奪えば3次L進出が決まる。サーブでセルビアの守りを崩し、長岡望悠(27)=東レ=の強打や、荒木絵里香(34)=トヨタ車体=の移動攻撃などが光った。

 日本が今大会全てストレート勝ちだったセルビアを破る大金星を挙げた。勝利の瞬間、空席が目立ったとは思えないほど会場は大歓声に包まれた。「チーム一丸で勝ち取った勝利です。ミラクルもいっぱい起きて良かった」。今大会2試合目のスタメンとなった長岡が声を弾ませた。

 昨年3月のリーグ戦で左膝前十字じん帯断裂の大けがを負ったが、スパイクだけでチームトップの19得点をマーク。バックアタックも切れ味よく決めた。「個人的な出来はまだまだですが、ブロックアウトなどが取れて、勝ててよかった」。守備力が高い新鍋と代えることはリスクが伴うが、中田久美監督は「高いブロックを分散させたい。守備を取るのか攻撃を取るのか考え(前衛が)2枚でも攻撃の幅を使っていきたいと思った」と強気だった。

 第1セットを簡単に奪われたが、第2セットが始まる前、石井は「第1セットのつもりでやっていこう」とチームメートと声を掛け合った。サーブは徹底して、セルビアのブシャに集めた。徐々に守りを崩し、ブロックも決まり出した。長岡が強打を決め25―23で振り切ると、第3、4セットも粘り強く取り切った。

 第1セット9―21でコートに入った石井も攻守に引っ張った。「今は控えでも割り切ってプレーできるようになった。途中から入れば『ラッキーガールになれるじゃん』と思っています」と笑った。

 ブラジルとの2次L最終戦は1セットを取れば、セット率差で3次L進出が決まる。中田監督は「石井は苦しい場面で活躍してくれている。古賀や黒後らの加入は刺激になっていると思う。ブラジル戦はセットとか考えず、もちろん勝ちにいきます」と力強かった。(久浦 真一)

 ◆3次L以降の大会方式 勝ち上がった6チームで再度抽選が行われ、2組に分け総当たりで戦う。2次Lまでの成績は持ち越されない。各組1位が別組の2位と準決勝を行い、勝者同士で決勝が行われる。

最新一覧