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【札幌】18年ぶり開幕白星へ ミシャ監督手応え「ただ今年はポジティブな結果を…」

沖縄最後の実戦となったJ2琉球戦で、選手の動きを見る札幌のペトロヴィッチ監督(右)

 J1では18年ぶりとなる開幕戦勝利へ、北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)が自信を見せた。札幌は12日、2次沖縄キャンプを打ち上げ、3次キャンプ地の熊本入り。ボールを奪われた後の切り替えに主眼を置いた沖縄での12日間を終え、ペトロヴィッチ監督はチーム力の向上を確信し、23日アウェー・湘南戦での開幕白星を宣言。昨季の雪辱へ、熊本で最後の仕上げに入る。

 ミシャ(監督の愛称)の頭に、白星発進以外のイメージはなかった。沖縄キャンプを終えたペトロヴィッチ監督が、開幕湘南戦での必勝を期した。「札幌は開幕戦を勝てていない過去がある。ただ今年はポジティブな結果を出して、2戦目以降に戦いやすい状況を生み出していきたい」と誓いを立てた。札幌のJ1での開幕白星は01年しかなく、J2を含めても16年から3年連続で敗れている現実は理解している。自身も昨年は広島に0―1で敗れたが、就任2年目の今年、同じ轍(てつ)は踏まない。

 確かな手応えがある。沖縄ではボールを奪われてからの切り替えを強く訴えた。「我々のキャンプは長く家族と離れた生活で精神的にきつい。疲労もたまっている。切り替えで必要なのは瞬時の判断力。疲れのある中でやるのは難しい事だが、選手は日々すべきことをした。及第点を与えていい」。開幕勝利への逆算はできている。

 実際に沖縄での実戦3試合は2勝1敗。J1名古屋には3―4で敗れるも、主力組で臨んだ45分は2―0。教え通りの奪ってからのショートカウンターも奏功し、内容でも圧倒した。「昨年4位になった選手が中心になる」と言うメンバーでは計165分を戦って7得点で失点は0。現時点での不安要素は、極めて少ない。

 13日から熊本で最終調整に入る。ペトロヴィッチ監督は「より細かな技術の確認と精度を求める練習をする」と意図を示した。序盤は2部練習も、開幕1週間前の16日に最後の練習試合(相手は非公表)を行った後は、シーズン中と同様の調整をし、最良の状態に持っていく。「湘南戦に向けて、いいトレーニングになっていく」。昨季の4位躍進にも満足などしていない。より強くなった札幌を見せるための仕上げに入る。(砂田 秀人)

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