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竹俣紅女流初段の退会 日本将棋連盟が発表

日本将棋連盟からの退会が発表された竹俣紅女流初段

 日本将棋連盟は11日、竹俣紅(べに)女流初段(20)から退会届が10日付で提出されたため、常務会で受理したと発表した。退会は今年度末で、現在進行中の棋戦については3月末まで対局を行う。

  竹俣は中学2年時の2012年に女流棋士に。15年のYAMADA女流チャレンジ杯に準優勝し、16年4月に女流初段に昇段した。現在は早大学政治経済学部に在学中。女流棋士業の傍ら、クイズ番組やバラエティー番組などで活躍し、将棋についての講演も行ってきた。

 10日のブログでは「小学1年生になる少し前、近所の本屋さんでたまたま子供向けの将棋の本に出会って将棋を始めてから、将棋界にはプロというものがあることを知り、何となくプロを目指すようになり、中学2年生でプロになりました。まだ、その時は『好きなことを職業にするのが良い』という価値観しかなく、その考え方が向いているかどうか、大人になった時のことについて、あまり深く考えられていませんでした。好きなことを職業にする生き方ももちろん良いと思いますが、大学に入って、世の中にあるさまざまな価値観に触れたことで、そうではない生き方をしてみたいと思うようになり、将来は別の職業に就きたいと考えるようになりました」と連盟を退会する理由を説明。その上で「学生である今は、学業を中心に、いろいろなお仕事を経験させていただくことで新しい職を見つけられたらと思っております。これからは、外から将棋界を見守っていきたいと思います。今までも、これからも、ずっと将棋が大好きですので、それが何か役に立つ日が来たらうれしいです」とコメントしていた。

 日本将棋連盟における「退会」は「引退」とは異なり、対局を指さなくなるだけでなく、籍そのものが無くなるため、連盟関連のイベントなどにも出演しないことになる。「引退」は自ら表明したり、年齢や成績によって余儀なくされる場合はあるが、自ら「退会」を選択するのは極めて異例だ。

 過去には1995年、当時タイトル通算15期の実績があった林葉直子さん(50)が27歳で自ら退会した例がある。

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