初4強のクボタはノートライで敗退 立川理道主将「ここまで来られたことは財産」

サントリーに敗れたクボタのフィフティーン

 ◆ラグビー 日本選手権兼トップリーグ・プレーオフトーナメント準決勝(16日、大阪・花園ラグビー場) 〇サントリー 26(14―6、12―3)9 クボタ●

 初の4強入りを果たしたクボタは決勝進出をかけてサントリーと対戦したが、ノートライで敗れた。2015年W杯日本代表のSO立川理道主将は「自分たちのラグビーができない時間が多かった。ペナルティーでスコアを重ねられてしまって、プレーオフで追いかける立場はしんどい」と悔しさをにじませた。

 両チームともに、序盤はPGで得点を重ねるきっ抗した試合展開。しかし、前半33分にサントリーのウィング江見翔太にこの日唯一のトライを許し、6―14とされた。後半も突破口を見い出せず、10分間で3PGを与える苦しい状況。サントリーのニュージーランド代表SOボーデン・バレットの正確無比なキックで徐々に突き放された。残り10分で何度かゴールライン寸前まで攻め込んだが、トライを奪えず得点は3PGによる9点のみ。気温と湿度が高い状況でキックを多用され、立川は「思っていたよりも相手がボールを放してプレッシャーをかけてきた。対応に少し戸惑った」と振り返った。

 準々決勝の神戸製鋼戦(9日、エコパ)では、前半29分にSOバーナード・フォーリーが危険なプレーをしたとして一発退場。14人の数的不利な状況となったが、逆転勝ちで初の4強入りを果たした。この日は、1試合平均8・875トライ、4月3日(秩父宮)のリーグ戦で4トライを許したサントリーをわずか1トライに封じた。フォーリーが3試合の出場停止処分になったことを受け、センターからSOに入った立川は「ディフェンスがうまく機能していたから、相手もキックを蹴ってきた。基本的なディフェンスのシステムは良かった」と防御面での手応えを口にした。

 初優勝はつかめなかったが、トップリーグ最終年にチームのリーグ最高成績を6位から4位に更新。フラン・ルディケ監督は「また強くなって成長して戻ってきたい」と先を見据えた。新リーグが発足される来季に向けて、立川主将も「最後まで戦ったチームメートを誇りに思う。勝ち負けを学んでここまで来られたことは、チームにとって財産。学んだことを来シーズンの成長につなげていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

最新一覧