加藤桃子女流三段、伊藤沙恵女流三段とのライバル対決制す「大きな勝利になるように」 将棋女流名人リーグ

大きな一勝を挙げた加藤桃子女流三段

 将棋の第48期岡田美術館杯女流名人戦(報知新聞社主催)女流名人リーグ2回戦・加藤桃子女流三段(25)対伊藤沙恵女流三段(27)戦が6日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、84手で後手の加藤女流三段が勝利した。

 前期リーグでは9戦全勝で挑戦権を獲得した加藤、2018~19年に連続挑戦した伊藤。実力者同士によるリーグ序盤の注目局は加藤が制し、両者ともリーグ成績1勝1敗となった。

 加藤から急戦を仕掛け、序盤から双方とも飛車成りを実現させる激しい展開に。形勢を損ねた伊藤は自玉を中段に浮かせる得意の展開に活路を見出すが、逃走路を塞いだ加藤が着実に寄せ切った。

 局後の加藤は「(自陣から)上がってくる伊藤さんの王様は本当に寄せるのが大変なので、甘い手を指せば逆転されると思っていました」と振り返り「1回戦(鈴木環那女流三段戦)で負けてしまっていたので、本局に勝てて安堵しています」とホッとした表情。前期も最終戦まで挑戦権を争ったライバルを下し「伊藤さんはいつも競争相手になるので、リーグ表が確定してからずっと気にしていました。大きな勝利になるようにしたいです」と今後に向けた言葉を語っていた。

 順位の上位2人に早くも2回戦で土がつき、リーグは早くも混沌の兆しが見え始めている。

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