【なでしこ】新国立で初の代表戦 ACミランから合流のMF長谷川唯「しっかり戦う姿を見せなければ」

チームに合流したなでしこジャパンのMF長谷川唯(中央)

 サッカー女子日本代表は10日、国際親善試合のパナマ戦(11日・国立)に向けた前日調整を行った。報道陣に公開されたのは冒頭15分間。9日にチームに合流したMF長谷川唯(ACミラン)も全体練習に参加した。

 今年1月末に日テレからイタリア女子1部のACミランに完全移籍。言葉が思うように通じない中、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取り、日々新しい発見に刺激を受けているようだ。「フィジカルの強い相手や自分より体格の良い選手と試合をする機会が増えた」と日本ではあまり感じることのできない強度も体感。まだ移籍から間もないタイミングだが、「当たり負けしないとか、技術だけじゃなくて普段の練習を生かして、強さってところを少しでも出せれば」と意気込んだ。

 2019年11月に完成した「新」国立競技場では男女通じて初の代表戦。東京五輪の女子サッカー決勝の舞台でもある。長谷川は「日本っぽいスタジアム、他のスタジアムとは雰囲気は違うと感じた。自分自身、ここでプレーできることにはうれしいって気持ちがまず最初見たときに思った」と素直な喜びも口にした。国立での新たな歴史を刻もうと、燃えている。

 9日から合流し、実質チームで活動するのはパナマ戦を含め5日間。1試合のために帰国したとも言える。チームへの強い思いと同時に、「なかなか合わせる機会がないのはけっこう痛いというか、マイナスな部分。少しの時間でも合わせる時間がほしかった」。東京五輪まで日数が迫っている中、危機感が長谷川を突き動かした。

 今後、日本で女子サッカーを盛り上げていくためにも、女子サッカーに励む子どもたちのためにも、代表チームは「常に世界一、金メダルは目指していかないといけない」という。「参加したいと思ったし、呼んでもらったからには、観客の人たちに対しても楽しんでもらえるようなプレーや、しっかり戦う姿も見せなければいけない」とキッパリ。日本代表選手としての覚悟や責任感をにじませた。

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