【大学野球】法大・三浦銀二が“ノーヒット・ワンラン”62年ぶり3人目の珍記録

“ノーヒットワンラン”で勝利し、笑顔でウィニングボールを手にする法大・三浦銀二

◆東京六大学野球春季リーグ戦第1週第1日 ▽法大2―1慶大(10日・神宮)

 法大の最速150キロ右腕・三浦銀二投手(4年=福岡大大濠)が、“ノーヒット・ワンラン”というリーグ戦史上62年ぶり3人目の珍しい記録を作った。

 145キロ前後の直球と切れのあるスライダーを低め決めて慶大打線を沈黙させていた三浦は「5回あたりから(ノーヒットノーランを)狙っていました」。ところが、2―0で迎えた8回の先頭打者への四球から盗塁と内野ゴロで1死三塁のピンチを招き、再度の内野ゴロの間に本塁への生還を許した。

 この状況での法大の内野陣のポジショニングは、1点も与えない前進守備ではなかった。「三塁に進んだのは仕方ないこと。2点差があったので、長打でチャンスを広げられないようにと意識していました」と三浦。今シーズンから新たに指揮を執る加藤重雄監督(64)は「個人の記録は頭にあったが、勝つことが優先。三塁ランナーは放っておきました」と説明した。

 1年春からリーグ戦で活躍した三浦だが、昨年は未勝利に終わった。「序盤からインコースを突いて差し込むことができました。それによって、変化球も生きました」と振り返るこの日の投球は、復活のきっかけとなりそうだ。

 7回2死二、三塁から、中前に落ちる2点タイムリーを放った2番・岡田悠希(4年=龍谷大平安)は「苦しんで、メチャメチャ練習していたのを見ていました。これからも、打撃や守備で勝ち星を付けてあげたい」と話した。今シーズンから主将も務める三浦の快投は、チームの絆を強めるという点でも大きな意義があった。

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