赤い公園、5・28ライブをもって解散「津野米咲がいない『赤い公園』は、違うものになってしまう」

 女性ロックバンド「赤い公園」が、5月28日のワンマンライブ(東京・中野サンプラザ)をもって解散することが1日、分かった。公式サイトで発表した。

 昨年10月にメンバーの津野米咲(まいさ)さんが急逝(享年29)。その後、メンバー、スタッフ間で話し合いを重ね、3人での活動、サポートメンバーを入れての活動など今後に向けて協議を続けてきた。

 その結果、「津野米咲がいない『赤い公園』は、もはや違うものになってしまうのではないか」と、同バンドでの経験を糧に、それぞれが新たな道に進んでいくことを決めた。

 メンバーが発表したコメントは以下の通り。

 ◆石野理子

 このようなお知らせとなってしまい、胸が痛みます。赤い公園にいた期間は長くはありませんが、それぞれが自身と赤い公園と向き合い、話し合った結果、この活動に終止符を打つという決断に至りました。

 まいささんと一緒に作り上げてきた大切な音楽が、「赤い公園」というバンド名の通り、たくさんの人が触れることのできる場所に残っていくことを願っています。これからも聴いて下さるとうれしいです。

 メンバーは別々の道へ進むことになりますが、「赤い公園」として、最後の最後まで真剣に楽しく音楽と向き合う、その姿を見守って頂ければと思います。

 ◆藤本ひかり

 東京の端っこにある高校の視聴覚室で始まった、普通の高校生のバンドが11年間、音を鳴らせたこと、聴いてもらえたこと、本当に幸せなことだと感じています。

 米咲のいない3人の船を漕(こ)いでみたい気持ちもありながら、不安の海に飲み込まれてしまったのが正直なところです。面白いメンバーと活動してきたからか、真っ暗な深海にワクワクするような人間になってしまいました。宝物と思える日々を共に過ごしてこれたから、きっとこの先も大丈夫な気がしています。

 どんな時もただそこにあり続け、どんな人でも受け入れてくれる公園みたいな存在に、私たちの音楽もなれていたらうれしいです。「赤い公園」にいつでも遊びに来てね。

 中野サンプラザでのライブ、最後の一音までしっかりお届け致します。お楽しみに。

 ◆歌川菜穂

 2010年に結成して11年、沢山の出会いと別れがあり、その度に全力で向き合い、何度も何度も変化しながら、「バンド最高!?」その気持ちだけを持って突っ走ってきました。

 米咲が遠くに行ってしまって、私たちが次に進もうとした時、それは「赤い公園」という形じゃないのではないか?と感じました。

 みんなにとっての「赤い公園」は、そこに米咲がいる「赤い公園」であってほしい。

 赤い公園は「赤い公園」を大切にするために、解散の決断をしました。

 ちーちゃんとの4人、ひかり、米咲、私の3人、理子が入ってまた4人、どれも赤い公園で、どれも大切な時間。

 変わることは怖いことじゃないと思うんです。何かが終われば、また新しい何かが始まるということ。

 私たちはそれぞれの道で、また新たな人生を始めてみます。出入り自由な赤い公園なので、みんながこれからも思い思いに過ごしてくれたらいいな。

 みんなでワイワイ遊んでもいいし、コーヒー持ってひと息ついてもいい。

 失恋したら1人で泣きに来ればいいし、子供が生まれたら家族でも来てほしい。そんな、みんなの公園になるといいな、と思ってます。

 11年間、本当にありがとうございました。中野サンプラザ公演まで爆走して参りますので、よろしくお願い致します。

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