【宝塚OG訪問】紅ゆずる、幸せ”聖地”道頓堀で退団後初主演!

歌って踊って戦う探偵を演じる紅ゆずる

 2019年秋に卒業した元星組トップ、紅(くれない)ゆずるが、4月の舞台「アンタッチャブル・ビューティー~浪花探偵狂騒曲~」(大阪松竹座、16~26日)で退団後初主演する。

 大阪・ミナミのはずれのシャッター商店街を舞台に、探偵志願の主人公を演じる。ダンスや演技経験もある多才な役どころ。「商店街を活気づけるために奔走する人物になるようです」と心温まるコメディーで、ミステリー的な内容も含むなど盛りだくさん。大阪出身の紅にとって凱旋的な大仕事。道頓堀の劇場に出られることに喜びを膨らませる。

 大阪松竹座には「宝塚時代から歌舞伎を見に来ていた。舞台と観客の間が近く、宝塚のバウホールにどこか似ている」。共演者に松竹新喜劇、吉本新喜劇の面々。「小学時代、土曜昼は吉本新喜劇のテレビ放送を見るために急いで帰宅。昼食はお好み焼きでした」。宝塚に入る前に演者としての素地をつくってくれた場所に立てる幸せ。稽古前から感慨深い様子だ。

 退団して約1年半になる。「あの世界にもう一回戻れ、と言われても絶対に無理。よくやっていたと思う。達成感を感じる間もないほどの忙しさと大変さでした」と、しみじみと話す。「時間がある程度過ぎてようやく今、客観的に歌劇団を見られるようになった。入る前は宝塚の大ファンでしたが、やっとファンモードに戻ったかな」自身の変化を楽しみながら見つめている。(内)

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