カンテレ「鬼滅の刃」の金曜7時放送が経営に好影響「テレビの価値の再認識に」

新春社長オンライン会見を行った関西テレビの羽牟正一社長(カンテレ提供)

 関西テレビ(カンテレ、大阪市)の新春社長記者会見が26日、オンラインで行われた。

 2020年(2019年12月30日~21年1月3日)の世帯視聴率は、ゴールデン帯(午後7~10時)で10・1%(4位)、プライム帯(午後7~11時)で10・0%(3位)、全日帯で7・8(2位)と、前年比で、プライム帯が順位を1つ上げた(ビデオリサーチ調べ)。

 羽牟(はむ)正一社長は、コロナ禍でありながらも年度の第3四半期(昨年10~12月)は経営状況が例年より若干上回ったといい「スポット市況の回復、自社制作番組のセールスの好調、話題の『鬼滅の刃』が編成できたことなどが主な要因」と説明した。

 アニメ「鬼滅―」は昨年10~12月に金曜午後7時台に1日2話の1時間番組として購入して放送。同枠は昨年7月まで25年間、上沼恵美子のMCのトーク番組「快傑えみちゃんねる」で高視聴率をマークしていた。「あの枠を使って評価いただいた。社会的現象で、テレビの価値の再認識につながったのでは」と羽牟社長。現在はフジテレビ制作の「坂上どうぶつ王国」を編成しているが、編成・制作などを担当する喜多隆取締役は「次はいつか必ず、長く楽しんでもらえる番組を自社制作で作りたい」と「ポストえみちゃんねる」へ向け意欲を示した。

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