【巨人】原監督が大号令…吉川尚輝へOPS上げろ、助っ人たちにベストで来い
巨人・原辰徳監督(62)が22日、レギュラーの完全固定化を目指す意向を示した。この日、都内のホテルで行われたスタッフ会議に出席。「できればシーズン入ったら競わずに、まあまあの形で陣容が組めたら」と話し、キャンプ中の切磋琢磨(せっさたくま)を経て、各ポジションにずぬけた力を持つ選手が出てくることを待ち望む。鍵を握るのは吉川、新外国人のスモーク、テームズとし、吉川にはOPSの向上を、スモーク、テームズには助っ人としてチームの主軸を担う安定した力を求めた。
リモート取材でも、原監督の声色は力強かった。球団オーナー、現場、フロント各部門の責任者が一堂に会して、今季の達成目標を掲げるスタッフ会議。「2021年のスタートにおいて、現在の心境をいかにチームに1年間通じて持たせ、戦いを挑んでいくか。日本一を奪回する」と9年ぶりとなる頂を見据えた。
本当の強さを備えたチームになるために、指揮官が描くのはレギュラーの固定化だ。「レギュラーポジションは、できればシーズンに入ったら競わずに、まあまあの形で陣容が組めたら」と願う。原監督はスタメンを考える際に悩まなくていいほど、ずぬけた力を持つ選手が集まることを理想とする。現状では、三塁・岡本和、遊撃・坂本、中堅・丸の看板に加え、右翼・梶谷も期待は大きい。つまり残るポジションでレギュラーを確立できるかが、チームの最初の課題となる。
特に長年固定しきれなかった二塁は昨季、吉川が1年間1軍に帯同し、112試合に出場。それでもまだ、レギュラーの称号は与えていない。「規定打席でいうと達した。彼が今年、本当のレギュラーになるには、OPSもかなり上げる必要がある」。OPSとは打者を評価する指標の一つで、長打率+出塁率の数字。別掲の通り、20年の吉川とチーム内のレギュラー格を比べると、差があることは否めない。特に、自身の打順の“定位置”である「1番」には、梶谷が本命視されるだけに黙っていない。
さらに、鍵を握るのが一塁候補のメジャー196発スモーク、左翼候補の同96発テームズが早めに日本に順応できるかだ。「昨年、一昨年は外国人選手がなかなか主力にならなかった。ウィーラーも含めて外国人選手が、チームの中心になることも願うところ」と原監督も安定した力を求める。両選手は、政府の入国規制の強化によって来日は2月7日後、キャンプ合流も早くて同月終盤になるが「アメリカで自主トレもかなりハードにやっていると聞いている。かなりのレベルでチームに合流してくれることを頼んでいます」と指揮官。来日遅れは致し方ないが、合流時には個人のコンディションは仕上げていることを厳命した。
他の若手だって黙ってない。昨春、実質最初の1軍振り分けとなる那覇の第2次キャンプ行き切符をつかんだのは37選手。この日、発表されたキャンプ振り分けでは1軍に22人だが、すでに“当確組”となるS班19人がいるだけに、狭き門となる。2月8、13日には「1、2軍対抗戦」も予定され、結果次第で2軍スタートの選手にもチャンスはある。最高の形で開幕を迎えるため、勝負の春が始まる。(西村 茂展)
◆外国人来日遅れ 昨年末、外国人の新規入国が原則停止されたことを受け12球団が対応を協議。その後、緊急事態宣言が発令されるなど状況は悪化。15日には例外的に認められていた一部のビジネス関係者の往来も禁止に。政府の指針通り、プロ野球でも在留資格のない外国人は宣言の期限となる2月7日まで原則入国が認められていない。
◆OPSとは
出塁率と長打率を足した指標で「On―base percentage Plus Slugging percentage」の略。1980年代頃、数字マニアが見いだして、シングルヒットでも高くなる打率ではなく、出塁+走者をより進塁させ、より得点につながる指標として2000年代から重視され始めた。通常.900を超えると一流選手とされるが、昨季は、ソフトバンクの柳田が1.072、ヤクルト・村上が1.012と2人が1.000を突破。なお、日本最高記録は通算1.080、74年の1.293とともに王貞治が持っている。
最新一覧
-
-
【巨人】桜井、高梨、大竹、ビエイラ、中川の継投に宮本コーチ「(今年の)シーズンを思い起こすような、しびれた」
-
【巨人】宮本和知コーチ 3回無失点の戸郷翔征を大絶賛「見ててほれぼれする」
-
-
1万メートル前日本記録保持者の村山紘太が旭化成からGMOに移籍 心機一転、東京五輪出場を目指す
-
【B1北海道が秋田に競り勝ち、10戦ぶり勝利】
-
-
RISEのビックイベントで那須川天心、39連勝…試合詳細
-
原口健飛、白鳥大珠に判定勝ち「やっと終わった」
-
-
エヴァ生歌で入場の寺山日葵、判定勝ち「世界に挑んでいけるような選手になる」
-
【報知杯弥生賞ディープインパクト記念展望】最優秀2歳牡馬に耀いたダノンザキッドが始動
-
ワンオクTaka「久々にメンバー全員まった」写真公開「みんな髪の色変わってる」「カッコイイ」
-
成田凌、まともじゃないことは「物をよくなくすこと」 映画「まともじゃないのは君も一緒」完成報告会
-
Snow Manのラウール、TGCで少年忍者・ヴァサイェガ渉とランウェイをかっ歩
-
NiziUのニナ、16歳誕生日に青ケーキ「WithUからのメッセージ全部読みました」
-
ハラミちゃん、初の全国ツアー最終公演 広瀬香美とステージ共演に涙「自分の成長を感じることができた」
-
NiziUのリマ「美人すぎる」自撮りとマコ&マユカの“小顔ポーズ”ショット
-
土屋アンナ、ワークマンのニッカポッカを超絶オシャレに「ライブで着たいと思います」
-
ももクロ・玉井詩織、初ピアス報告に戸惑いの声「なんで開けたの?」「大人になっていく」
-
手越祐也、すし食べるためだけに小倉へ「フットワーク軽い」「さすがですね」
-
石田ゆり子、アンティーク食器棚が背景の笑顔ショットに賛辞の声「向田邦子さんの雰囲気」
-
藤本美貴、誕生日に庄司智春とラブラブ撮「仲良しで癒やされます」「憧れの夫婦」
-
【ヤクルト】青木宣親が阪神戦を欠場…高津監督「足の張りがあって」
-
鈴木保奈美、亡き父親似の三浦友和とツーショット「目元が似ている」「本当の親子みたい」
-
竹内由恵アナ、出産後初の全身ショット公開「産後とは思えないスタイル」「相変わらず、可愛い」
-
工藤静香、巻き髪&スキニーブーツインの春コーデ披露「ワイルド」「スタイル抜群」「細っ」
-
那須川天心、志朗との心理戦ものにし39連勝「キックの時間少ない。最後もRISEに恩返しを」
-
大沢樹生、田原俊彦の還暦を祝福 元光GENJI「山本も誕生日だ」
-
【新刊レビュー】ロッテ創業者 重光武雄の経営 国境を越えたイノベーター
-
【新刊レビュー】俺と師匠とブルーボーイとストリッパー
-
【新刊レビュー】マンガでわかる 話すチカラ
-
「ホントですか!?」思わず二度聞きした吉報 新直木賞作家・西條奈加さん「人生は生きてみないと分からない」…受賞作「心淋し川」
-
棚橋弘至、O―カーン下し、NEVER初防衛「NEVERと棚橋は一緒に駆け上がっていく」
-
後藤洋央紀、YOSHI―HASHI組、邪道の介入でタッグ王座奪取逃す…トンガ組が2度目の防衛
-
エル・デスペラード、3WAY戦制しジュニア王座戴冠…3・4旗揚げ記念日大会で飯伏幸太と階級超えた対戦へ
-
内藤哲也、飯伏幸太に敗れIC王座奪還ならず「どうしてもIWGPヘビー級王座っていう名前を残したかった…」
-
飯伏幸太、内藤哲也下しインターコンチ3度目の防衛…3・4旗揚げ記念日にエル・デスペラードと階級超えた一戦へ
-
飯伏幸太、内藤哲也下しIC3度目の防衛 旗揚げ記念日にデスペラードと階級超え激突…新日・大阪城ホール大会全成績
-
福田萌「パパいってらっしゃーい!」夫・オリラジ中田敦彦のシンガポール渡航を報告「しばし親子三人まったり」と親子ショット披露
-
藤間爽子、3代目藤間紫を襲名「祖母には負けません!」
-
尾上菊之助、サポーターつとめる「日本博」で「娘道成寺」など4演目に登場
-
渡辺直美、11年前の金髪ショートでお菓子食べる姿に驚きの声「細いですね」
-
落語芸術協会のユニット「サマスモ」「コムソウ」が3・4に演奏会&演芸会開催 桂夏丸「いずれは寄席で…」
-
蛯名騎手引退式に武豊がビデオメッセージ「究極は蛯名厩舎の馬で凱旋門賞に行きたい」
-
蛯名正義騎手が一日2勝で34年の騎手生活に終止符「頑張ってこられた騎手人生だった」
-
大会初の兄妹決勝 敗れた妹・千秋「兄の方がショットが決まっていた」…取材中、涙あふれる
-
HYDE、タバコ手にする清春と2ショット「お二人とも最高」「イチャイチャ可愛い」
-
芳根京子、笑顔ショットで24歳誕生日報告「たくさんお祝いのコメントありがとうございます」
-
【名古屋】開幕戦の新加入先発は柿谷曜一朗だけ、激化するポジション争い…福岡下し白星発進
-
リバプール、次期監督候補にジェラード氏が浮上 英紙が報道
-
【ソフトバンク】若手奮起の10得点締め 工藤監督「小久保ヘッドが…」
-
【宝塚OG訪問】紅ゆずる、幸せ”聖地”道頓堀で退団後初主演!
-
礼真琴、宝塚大劇場で上演中「ロミオとジュリエット」で全身全霊かける!芯の強さを意識しズドンと立つ!