市和歌山の152キロ右腕・小園健太「プロ行きたい」…今年のドラフト目玉候補

書道10段の腕前で書初めを行い、2021年の抱負を負けない投手とした市和歌山・小園健太(カメラ・渡辺 了文)

 今年のドラフトは最速150キロ超えの投手がそろう高校生に注目だ。目玉候補は、第93回センバツ高校野球大会(3月19~31日・甲子園)の出場が確実な市和歌山の小園健太(2年)。書道10段のMAX152キロ右腕は、書き初めで新年の誓いを立てた。

 藤田平(元阪神)、川端慎吾(ヤクルト)、益田直也(ロッテ)らを輩出した市和歌山の小園は、今年のドラフト戦線で主役になり得る存在だ。「プロ野球に行きたい気持ちが、秋で一層強くなった」と、同校では野上俊夫(元阪神)以来2人目のドラフト1位を見据える。

 昨秋の近畿大会では、智弁和歌山との準々決勝で4安打完封して今春のセンバツ出場を確実にした。同大会では3試合で計22回を投げて1失点。昨秋は公式戦11試合で68回1/3を投げ7勝無敗、防御率0・79、80奪三振をマークした。

 最速は昨夏マークした152キロ。宝刀のカットボールとツーシームは超高校級だ。担当の巨人・岸スカウトは「スケール的には奥川(ヤクルト)クラス。カット、ツーシームの精度が高い。社会人で投げていてもおかしくないぐらい完成度が高い」とドラフト1位級の素材と絶賛する。

 手先が器用で、幼稚園年長から小学6年まで習っていた書道は10段の腕前。小学1年時に農林水産大臣賞に輝いた。書き初めでは「負けない投手」などとドラフトイヤーの抱負を掲げた。「春だけではなく、夏の甲子園、で優勝することが目標」と1965年春の準優勝を超える意気込みを示した。

 中学時代にヤングリーグの大会で対戦した経験がある畔柳とは、今でも連絡を取り合う仲。「甲子園で投げ合いたい、という話はした。負けたくない思いはある」。2年ぶりにセンバツが開催されれば、最も注目を集める選手になるはずだ。(伊井 亮一)

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